セネガルとゲストハウスの出会いで進路決定! アフリカインターン体験談ヒビキさん

アフリカインターン アフリカインターン

名前:ヒビキさん
期間:3カ月(2017年1月24日〜2017年4月23日)
性別:男性
職業:大学生(アメリカ)

Q.なぜアフリカでのインターンシップに参加されようと思ったんですか?

アフリカには一度行ってみたいなと考えていたところに偶然話が舞い込んできたので可能性と縁を感じ、とりあえずアフリカを体験したかったからです。
 
インターンシップに参加する前、自分が何をしたいのか何をしているのかと悶々としている時期がありました。

その時期にアフリカ関連の書籍を読んだ影響で、アフリカ大陸というざっくりとしたものに強い興味と可能性を感じていたのです。
 
ただ、アフリカと一口にいっても広いですしお金もなかったです。
旅がしたいわけでもない。

そのため、いつ何をしに何のために行くのかイマイチ決めきれずにいました。

そうして考えを巡らせていた時に、偶然にもセネガルで事業を展開している父親の知人の方とお話をさせてもらう機会がありました。

そこでセネガルには何か縁があるのだと思い、その場で行くことを即決しました。
その際に和心のことを教えてもらい、元々ゲストハウス経営に興味があったので「これだ!!」と思い連絡させていただきました。

まあ勢いです笑。

Q.インターン生としてどのような活動をされていましたか?

 
主にゲストハウスでお客様の対応と併設されているレストランで簡単な手伝いをしていました。
 
オーナーの原田さんはいつもインターン生の意思を尊重してくれて、可能な範囲であれば全面的に応援してくれます。

僕が「ゲストハウスの屋上がスペース空いているので、お客様のスペースとして何か作りたいですね。」と聞けば、「じゃあ響やっていいよ。」というようにやらせてくれるんです。

都市のほうに必要なものを買いに行く際はスタッフの小林さんがサポートしてくれて本当に助かりました。
 
スタッフさんたちはレストランの業務で忙しいので、朝早くに出発されるお客様の見送りや、気軽に声をかけてもらえるような状況を作ったりと。

基本的にはお客さんとのコミュニケーションが自分の仕事だと思い、勝手にやってました笑。

その甲斐あっていろんなお客様と仲良くなったり、うれしいお言葉をいただけたのでホスピタリティ精神を養うのにいい経験になったと思います。

Q. セネガルに来て良かったと思ったことはありますか?またそれはどんな時ですか?

2つあります。1つは人との出会いの楽しさを改めて知れたこと。2つめはアフリカを覗けたことです。
 
これはセネガルというよりはゲストハウスに来てよかったということになりますが、個性的な旅人や在住日本人など日本で今まで通り生活していたら出会えなかったであろう方たちと近い距離間で仲良くさせてもらったことがとても幸せでした。

まだまだ自分の知らないところで面白いことをしている人たちがたくさんいる。
これを知れたただけで人生どんどん楽しめます。

まさかセネガルで同じ中学の40歳以上先輩と出会うとは夢にも思わないでしょう笑。出会いの可能性は無限大です。

上にも書いた通り、アフリカに行くのはこのセネガルが初めてです。

治安がよく、ご飯が美味しく、人が親切。その上イエローカードはいらないしビザも要らない。ここ以上のアフリカ入門国はないのではないかと。

さらにゲストハウスなので旅人からほかの国についての情報もゲットできる。
もうほんといい国で移住者がいるのも長期滞在者がいるのも納得の国。

これが初めてのアフリカでよかったのかどうか笑。

ただ行く前よりほかの国にも興味がでたのでよかったはずです。
まだ自分の知らないもっともっといい国があるかもしれないと思うとワクワクします!

Q.インターンに来られる前に不安だったことはありますか?

 
不安を感じる間もないくらい直前に決めたのであまりないのですが、強いて言うなら現地の言葉を理解できない上にスキルもない自分に何ができるのかということ。
 
自分はフランス語の勉強は途中でやめてしまうし、料理はできないし特に特技はないポンコツです!

でも老若男女に対して自分を変えることなく楽しく接することができるという武器を知ることができ、それがこれからの人生大きく使えるということを確認しました。

 

Q.インターンを通じて成長したこと・影響されたことを教えて下さい。

原田さんのように何か思いついたならとりあえずやってみるということ。

やってみなきゃ課題も何もわからないのでまずやってみる。面白そうなことって本当にどこでどう繋がるかわからないからやってみて良かったとしか思ったことがないです。

それを改めて感じさせてくれたインターンでした。

その影響からか帰国後は色々理由はありますが一般的にはしんどそうな職業に思われる人力車を始めたり、9月から奈良市内のゲストハウスで住み込みヘルパーを始めることが決まりました。

どれもこれもやりたいことで毎日ひたすらやりたいことやってます。
和心スタッフ、インターン生に負けないおもろいことをすることが今のモチベーションです。

Q.インターン期間中の一番の思い出は何ですか?

たくさん刺激あることをしましたが、一番の思い出は毎日の晩御飯です笑。
まずは食べる場所が最高で、いつも庭にあるソファーで食べてました。

ここは僕が和心でのベストプレイス。

朝まず起きたらこのソファーで二度寝。昼は日差しが心地いいのでお昼寝。夜はご飯食べて喋り倒した余韻で寝ます。
和心では8割くらいこのソファーにいたんじゃないのかというくらいお気に入り。

晩御飯の話ですが、レストランのお客様をお見送りしてお仕事が終わりみんなお腹ぺこぺこ。
だから余ったおかずは争奪戦。おかずじゃんけんはみんな鬼の形相。

前の人が何をとるのか無言で観察。狙いのおかずを取れたら歓喜。取られたら溜め息。おかずの取り合いで一喜一憂できる懐かしい時間でした笑。

Q.これからインターンシップに来られる方にメッセージをお願いします!

和心は本当にアットホームで、いつも面白いスタッフやインターン生、旅人に囲まれた素敵すぎる環境です。

これから何か挑戦したいことある人ない人、アフリカに来たことがある人ない人、何でもいいので安心して来てください。
原田夫妻と小林さんが全てを温かく包み込んでくれます。

あと大地という大きくて小さな子供がいます。元気で可愛いので屋上などで一緒に遊んであげてください!悩みも疲れも吹っ飛びます。僕は毎日遊んで元気もらってました。
 
セネガルに来る方なので大体ふつうな人じゃないと思います笑。

ぜひ自分らしくこれと思ったことをやってみてください。せっかく遠く離れたアフリカ大陸で働くのでアグレッシブに楽しく頑張ってください!いい思い出を!

原田から感謝を込めて

うちの息子が大好きなヒビキ。今でも拙い言葉で「ヒビキくんに会いたい。。」とよく言っています(笑)
子どもが大好きで忙しくてもいつも目の前の子ども(人)に接することが出来る好青年です。

本当に息子と一緒に毎日遊んでくれてありがとう。

そんなヒビキとは彼のお父さんの知り合いの方が共通でその方経由で初めて連絡をもらいました。
どうやらアメリカの大学に通っていてスポーツビジネスの勉強をしているということでした。

スカイプで話をした感じもすごく頭が良さそうで「アメリカの大学でスポーツビジネス・・・すごく頭が良さそうな子だな。。」と思いました。

しかし翌月セネガルで会って話しをすると全然そんな事がない(笑)

僕の元々のイメージでは「セネガルでインターン生としてガツガツ成果を上げたい!」というイメージでしたが、全くそんなことはなくて、むしろその真逆。

妻にはよく「ヒビキくんってあなたに似てるわね。」と言われていました。
すぐに寝てしまうし、仕事に取り掛かるのは遅いし、フランス語はできないし(笑)そんなところが似ているそうですw

でもそんなヒビキは本当に人から愛されるんです。老若男女問わず。

うちの息子もヒビキが一番大好きだし、70代のお客様もよく彼を頼りにしていました。
20代の少しだけ見た目が怖そうなミュージシャンの方も(こんなこと言ったら怒られそうですが笑)。

人に頼りにされたり、人を惹きつける力がある子なんだなというのは常々感じていました。

実は彼はこれからアフリカのどこかの国でゲストハウスをやろうと計画しています。

「僕もアフリカでゲストハウスを始めたいです。」と聞いた時はすごく嬉しかったです。
彼は誰よりも一人じゃ何もできないという事をわかっているので、その話を聞いた時「絶対にヒビキなら大丈夫!」と思いました。

彼のこの先が今から楽しみで仕方ないです。
ヒビキ、セネガルに来てくれて本当にありがとう!

この記事を書いた人
原田 翔太

日本食堂「大和」「和心」代表。
2児の父/ダカールTV/セネガル起業12年目
2015年からセネガルの首都ダカールに家族で移住しています。

セネガル日本食堂「和心」2017年4月グランドオープン。
2号店レストラン「大和」2024年2月プレオープン。
※大和は週3日木~土曜日のディナー営業のみのプレオープン中です。(2024年3月現在)

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