【VOL.3】アフリカで家族・インターン生とのレストラン和心開業までの道INセネガル

「アフリカで日本食レストランを開業する!」と勢いよくセネガルにやってきたのが2015年1月。

この当時は「3ヵ月で開業するぞ!」と意気込んでいましたが、実際に来てみるとそれが不可能だとわかり、役所での手続きや物件取得に手間取り、結局開業したのは2017年4月の事でした。

なので、3ヵ月の予定が「3ヵ月+24か月」掛かってしまいました(笑)

その開業までの期間、毎日どんな事をやってきたのかをずっと書き綴っていました。

今見返すと恥ずかしいですが、僕らと同じような想いがある方に少しは参考になるかもと思い、ブログにアップさせていただくことになりました。

2017年に開業して、2018年になった今見返してみると自分たちの未熟さが本当に恥ずかしい(笑)

でも、こんな事もあったという事も書いていきます。

1. 日本食堂「和心」近況報告(2015年3月29日~4月4日)

今週1週間の近況報告をさせていただきます!
(第2回から1週間飛んでしまっていました。どうやら先週分はどこかにいってしまったようです。すいません。。
1週間分飛んで2015年3月29日~の1週間の出来事を書かせていただいております。)

現在は和心開業の為に、法的な手続きや、物件探しなどダカールの街をとにかく動きまわっています。
和心の開業資格を取得するのはもう少し時間が掛かりそうです。

ですが、お弁当を販売の資格は、すぐに取得できるかもしれないとのことで、役所へ行ったりしました。
お弁当の試作も作り始めました。

それでは今週の出来事です!

3/29(日)

昨日まで体調が悪かったということで、今日は一日自宅で静養することに。
どうやら急性胃腸炎だったようだ。

とはいえ、昨日に比べれば大分元気になってきたし、夕方の涼しくなって来た頃からは、近くの市場へ買い出しへ。
その後、自宅でウスターソースを作ったり。

セネガルにはウスターソースがないので、野菜や醤油などを使って3時間ほどコトコト煮込んで仕込む。
手作りのソースは市販のソースと違い、ヘルシーでご飯に掛けて食べたくなるレベル。
それでいてちゃんとしたウスターソースなので、アジフライやコロッケには最高に合う。

早くこのソースを和心で出したいな~と思うのでした。

アフリカソース
手作りのウスターソース

3/30(月)

朝一でお弁当販売の資格申請に必要な書類を不動産屋にもらいに行く。
16時までに用意しておくから、また後で来てくれとのこと。

その後は、バスでダカール中心部へ。
明日セネガルに来る「アフリカホームステイ」のお客様のがツアーに参加されたいとのことで、ツアー会社へ。
お客様はアフリカの布を染める工場へ行くツアーに参加を希望している。

それならせっかくだし、「白い布を買って、職人さんに混じって一緒に布を染め、その布を持って帰れたら嬉しいだろうな」ということで、ツアー会社にお願いすると、即OKとのこと。
これは自分でも参加してみたいかもしれない。

その後は中国人が経営する市場で、片栗粉、ごま、もやしなどを購入。

朝行った不動産屋に書類を取りに戻ると、無事にもらえて一安心。
これで、弁当販売事業に必要な書類が一通り揃った。
(もしかしたら、また「足りない!」とか言われる可能性もあるけれど・・笑)

その後はホームステイ先のホストファミリーとのミーティング。
お客様はホームステイ先に2泊3日ということで、色々と予定を組んでもらった。

そして、ホームステイ先のファミリー2人がそのまま我が家に来て一緒に夕食。
セネガル在住の日本人の友人も誘い、妻、息子も合わせて総勢6人で食事会。

セネガル人の2人は初めて見る日本食に興味津々な様子で、特に「コロッケが美味しい!」
と言ってくれていた。

家族分のおみやげコロッケも渡すと凄い喜んでくれた。
気づけば23時近くなり、解散。

初めてセネガル人に日本食を食べてもらって、なんとなく好みがわかってきた。
とにかく、セネガル人は濃い味の料理が好きだ。

コロッケやキャベツの千切りにはソースを沢山掛けて食べていたし、白米をあまり食べていなかったのは恐らく味がしないからだろう。

これからも、こうやってセネガル人に日本食を食べて貰う機会を作っていきたい。

3/31(火)

今日は10時から不動産屋に紹介してもらう物件を見るということで、スタンバイ。
しかし10時に電話するが「またすぐ折り返し電話する!」と言われても連絡が来ない。

結局、15時に待ち合わせて物件を見に行くことになった。
今日見に行くのは、レストランとアパートの物件。

まずレストラン物件は想像以上に場所が悪く、そして狭い。
「これ、完全にアパレルの物件でしょ。。」という感じ。

アパートの方は予算内でまぁまぁよかった。
でも、直感で「ここではないかな。」と。

その後、一軒家の物件も見せてもらった。
雰囲気は良いんだけど、大家さんがお金のことばかり言ってくるので、やめておくことにした。

物件に関しては、アパートは引っ越しをしようと思えば、それ程難しくない。
引越し費用や敷金礼金もそれ程高くない。

しかし、和心の物件はかなり慎重に選ばなければいけない。
ただでさえ、家賃がアパートより高くなるし、内装工事を始めたらとても移転など簡単にはできなくなる。

とにかく、和心の物件は日々アンテナを張りながら、納得のいく物件を探していけたらと思う。

その後、ホームステイのお客様が19:40に空港着ということで出迎えに。
そのまま一緒にホストファミリーへ行き、そのまま僕も一緒に夕食を食べることに。

お客様は、ホームステイは2泊3日だが、セネガルへは約1週間、その後他のアフリカの国々を廻るらしく、その最初の国がセネガル。

初めての西アフリカということで、楽しく過ごせてもらえたらと思っている。

4/1(水)

今日は弁当販売の資格申請をしに、APIXへ。
APIXとは、セネガルでのビジネス活動資格や飲食店資格、その他外国人のビザ発行のサポートを無料してくれる施設のこと。

APIXへ行けば和心の資格にどういう書類が必要か一発でわかり、また、他の役所へ提出へ行く必要がないのでかなり助かっている。
ちなみに、和心の会社設立もAPIXを通じてやったのだが、予定通り2日で会社設立をすることが出来た。

そんな頼りになるAPIXなのだが、今日は担当者がいないということで、後ほど出直すことに。

なので、ツアー会社との最終ミーティング。
宿泊ホテル、お客様の名前、ガイドの名前などなど、最終確認完了。
かなりしっかりしているツアー会社だから、安心して任せることができる。

その後またAPIXへ行くが、今日はもう担当者は帰ったという。。。
まぁ頼りになるAPIXだが、たまにこういうこともある(笑)

その後セネガル人の友人からビジネスマンを紹介してもらった。
彼はヨーロッパやアメリカでビジネスをしているらしい。

物件の相談をすると、早速不動産屋を紹介してもらった。

その後、お客様がホームステイしているホストファミリーへ。
お客様は今日一日、ホストファミリーと一緒に市場に出かけたり、街中を散歩したり、一緒にバスケットをしたりしてかなり充実してた様子。

昼ごはんの「チェブジェン(魚と野菜の炊き込みご飯)」はものすごく美味しかったと喜んでくれた。

昨日同様、僕もホームステイ先で夕飯を一緒にご馳走になり、帰宅。


セネガルの家庭料理チェブジェン

4/2(木)

朝食後、ホームステイのお客様を出迎えにホームステイ先へ。
お客様はこの後、他の観光地に行くため、一先ずホームステイプログラムは終了となる。

タクシーでホテルまで見送り、一緒に薬局でマラリア薬を買ったり、銀行のATMを探したり。
一緒に昼食を食べた後、お客様はそのままゴレ島に観光に行って別れた。

2泊3日という短い期間ではあったが、ホームステイを楽しんでいただけたとのこと。
そう言っていただけることが、やっぱり僕も嬉しい。

その後は昨日に引き続き、APIXへ。
担当者が来週一杯不在ということで、再来週改めて来て欲しいとのこと。
うぅ・・・。
まぁ仕方がない!

帰りに市場に行き、野菜と肉を購入。
今日は弁当の試作を作る。

メニューはからあげ、玉子焼き、じゃがいも団子、いんげんの胡麻和え、ナスのお新香、白米。

◯・・・玉子焼き、じゃがいも団子、いんげんの胡麻和え
×・・・からあげ、ナスのお新香


お弁当の写真

特にからあげはひどかった。。。
肉が新鮮でないし、特に臭いがひどい。
ナスは皮が分厚い為、エグみが出てしまい、漬物には向いていないと判断。
他の玉子焼きなどは美味しく、日本と同等のレベルだった。

確かにからあげは美味しくなかったが、こうやって一つずつ試作していけばいけばいいと思う。
今度は少し割高にはなるけれど、スーパーマーケットで買った鶏肉で試してみようと思う。

4/3(金)

今住んでいるアパートの契約が4月末で切れるということで、今日はアパートの物件を見に行く。

セネガルでアパートを探す際には、大きく2パターンある。
不動産屋を通して契約or直接物件のオーナーと契約するの2つだ。

ただ、セネガルも最近は、不動産屋を通して契約するのが主流になってきているらしい。
そう考えると日本と変わりないが、セネガルの物件は1つの不動産屋が保持しているのがほとんどの為、沢山の物件を見たければ、その分沢山の不動産屋を見に行く必要がある。

もちろん、僕も沢山の物件を見てから決めたいので、それだけ沢山の不動産屋を見ることにしている。
不動産屋を見つける方法は、やはり「自分の足」だ。

住みたいアパートの周辺を歩きながら、不動産屋を探し、物件を紹介してもらう。
これが、一筋縄ではいかなかったりするが、意外と楽しい。

さて、今日は5つも物件を見せてもらえることになった。
アパート2件、一軒家1件、レストラン2件。

まずアパートは2件とも予算以内で、間取りも問題ない。
ただ、場所があまりよくないのと、共有スペースが小さいのが気になった。

一軒家はそもそも最初から予算オーバーだったため、参考までにという感じだったが、悪くない感じだった。
かなり綺麗。
もし場所がよければ、一軒家を改造して和心としてお店をやるのもありという選択肢も広がった。

最後に物件だが、完全に売店の物件だった。
まぁかなり安い物件だったため、はじめからあまり期待はしていなかったが・・・笑

今日は物件を廻っただけで一日が終了した。
帰りに、息子のおむつを買い、帰宅。

ちなみにセネガルでは「bello(ベッロ)」というオムツを使っている。
パンパースなどもあるのだが、普通のオムツの2倍以上の値段がする。
しかし、このベッロは機能はパンパースで値段が安いというスグレモノ。

もし、セネガルでオムツについてご相談があれば、是非僕まで!(笑)

また、日本の和心スタッフからユニフォームが完成したとの連絡が!
予想以上にいい仕上がりだそうだ。

4/4(土)

今日は、息子の1歳半バースデー(?)ということで、ランチを外食をすることにした。
その前に、アパートの物件を見に行く。

今日は2つ程見せてもらい、どちらも予算以内ではあるのだが、なんかこうちょっと違うなと・・・。
場所が不便で、間取りがイマイチ。
ここは候補にいれつつ、他の物件も探してみることにした。

そのまま街中へ出て、ランチへ。
調査も込めて、日本食レストランへ行こうと思ったが、今日は定休日なようだ。。。

と、その時に初めて今日がセネガルの独立記念日だということに気づく。
他の日本食料理屋も行ってみたが全て休みで、いつも通りセネガル料理を食べた。
日本食調査はまた近々行ってみます。

夕飯の買い出しをして帰宅。
今日は焼き鳥の試作をするために炭なども購入。

セネガルでは炭はどこにでも売っており、20円程で買うことができる。
現地の人はガスも使うが、炭で料理したり、米を炊いたりもしている。

さて、そんな炭で焼いた焼き鳥の方はというと・・・。
まぁ美味しいは美味しいのだが、感動する味と言われればそうではないなと。。
やはり肉が新鮮ではないというのが一番大きい。

焼き鳥は肉の美味しさがそのまま焼き鳥の美味しさに繋がるから、美味しくて新鮮な鶏肉を探さなければ。


焼き鳥の様子

その後、深夜12時にリビングで作業をしていると、息子の泣き声が。
珍しく抱っこしても中々泣き止まない。

これはもしかして、体調がわるいのか?、お腹を壊したのか?
と思ったのだが、なんとご飯と味噌汁を食べさせたらパクパク食べている。
そして、食べ終えたらすぐに就寝(笑)

息子の食欲には驚かされるばかりだが、妻曰くこれだけ沢山食べてるから風邪もひかないし、セネガルでもほとんど体調を崩さないという。

まぁ確かにそれもあるかもしれないが、1歳半の息子よ。
下手したら成人女性以上の食欲ですぞ?(笑)

安心したら僕も眠くなり、そのまま就寝。

2.今週のアフリカ

今週の大きなニュースは、ケニア大学への襲撃事件には日本でも大きく取り上げられたかと思います。
ケニア大学で148人が殺害され、衝撃が走りました。
犯行はアッシャバーブというソマリアのイスラム過激派だったそうです。

アッシャバーブは事件後すぐに犯行声明を出し、今後もケニアでのテロを行っていくとし、ケニア政府は今後のテロを防ぐために事件の解明を進めています。

最近、ISやボコ・ハラムの犯行と合わせてあまりにも多くのテロが頻発しています。
セネガルの隣国マリでもレストランが襲撃され、フランス人、ベルギー人を含む5人が殺害されました。

飲食店で襲撃事件と聞くと他人事ではありませんが、セネガルは平穏な日々が続いています。

3. 1歳息子のアフリカ物語

このコーナーではセネガルで生活を共にする息子の成長記を書いていきます。

4月4日で1歳半を迎えた息子はセネガルでの生活も少しずつ慣れてきた様子。
相変わらずセネガル人、日本人問わず人見知りしまくりな性格ではあるが・・笑

そして、相変わらずよく食べる!
セネガルの2歳の子、2歳半の子と比べても、1歳半の息子の方が一回り大きいし、全体的にでかくて重い。

そんな息子の最近の流行りは、朝食の「フランスパン」だ。
セネガルでは一般的に朝フランスパンを食べる人が多いのだが、大体みんなフランスパンの半分にチョコレートやバター、豆などを挟んで食べる人が多い。

かなり美味しく、僕もセネガルではほぼ毎朝フランスパンを食べている。

息子はまだほとんど喋れないが、まず朝起きると「パン、パン」と言いパンを買いに行こうという。
我が家では朝妻が洗濯している間に僕と息子がパンを買いに行くのだが、パンを見た瞬間息子のテンションは爆発する。

そして、セネガルの成人男性が食べる同じ量のフランスパンを平らげてしまう。

まぁこちらでフランスパンは一人分15円程なので、安上がりで助かるといえば助かるのだが、それにしても凄い食欲だ(笑)

それともう一つ。
息子は家の中でだと、歩き廻ったり、走り廻ったり忙しないのだが、一歩外に出ると一歩も歩かない。

歩かせてみようと立たせると、何故か周りのセネガル人に笑顔を振りまきながら手を振ったりしているのだが、それでも全然歩こうとしない(笑)
いつになったら、外で歩くのか。

息子が外で元気に歩いたら、その時はこのメルマガでも必ず報告させていただきます(笑)

4. 編集後記

今回が正式にメルマガの配信スタートの回でした。

今後も、和心開業や弁当販売事業を中心にセネガルでの日々の出来事を記していきます。

現在の状況は「来週は自分達がどうなっているのか。」それが僕にも全くわからない状況です。
そんな状況を楽しんでいけたらなと思っています。

来週からも色々と綴っていきたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いします。

※文章は2015年4月に執筆したメルマガを加筆修正したものです。

5.2018年の原田より

当時の弁当とか料理の写真も上がってて、懐かしい気持ちになったけど、その瞬間「当時はこんなにクオリティ低かったのか!!」とびっくり(笑)

からあげは今では人気メニューになったので、ちゃんと改善されたんだな~と思ったり。

あとちょくちょく体調壊してたな~。
当時はまだセネガルに慣れていなかったんだと思います。

今では完全に慣れてめったに体調を崩すことはなくなりました。
いやはや懐かしい。

来週からもこんな感じで書いていきます。

いかんせん開業までの時間が長いのでかなり脱線したり、全然関係ないこともグダグダと書いたりしていますが、まぁ当時のリアルな様子という事でこれからもアップしていきます。

About

セネガル日本人宿・食堂「和心」の原田です。 セネガルの首都ダカールで日本食料理屋とゲストハウスを経営しています。 アフリカの地で一緒に働くインターン生も募集中!

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