日本でも話題のセネガル産のタコを実際に食べてみた

セネガル日常

2015年8月、セネガルの水産大臣が日本に来日し、タコのプロモーションを行いました。
セネガルの水産大臣ウマル・ゲイ氏は「今後日本はタコの輸出先として重要な国になる。」と語っていました。

現在、日本の市場に出ているタコはセネガルの隣国、西アフリカのモーリタニアが5割以上を占めています。
残りの3割は国産のタコで、2割は他のアフリカ諸国です。

しかし、セネガル産のタコは日本にほとんど輸出されていません。
セネガルでもモーリタニアと同品質のタコが沢山捕れるにも関わらずです。

「セネガルのタコはプリプリで美味しい。」と水産大臣も言っていたようでしたが、
果たして本当にそうなのか・・・?

そこで!

僕達が実験台となり、「セネガルのタコは本当にプリプリで美味しいのか?」を実際に食べてみて検証してみたいと思います。

ダカールの水産市場でタコを買ってみた

セネガルの首都ダカールは海に囲まれている大都市です。
水産物が水揚げされる港もいくつかあります。

タコの他にも、アジ、サバ、鯛、カツオ、マグロ、イカ、貝類など沢山の水産物が水揚げされています。

実はセネガルの人はほとんどタコを食べません。
そのこともタコが安く買える理由の一つだと思います。

水産市場に行くと、沢山の魚を目にしますが、本日はタコのみ買いたいと思います!
新鮮な魚を買うには、漁船が戻ってきたタイミングを狙うので、夕方頃が狙い目です。

17時前から水産市場で漁船を待っていると、やってきました、漁船です!
「タコはあるか?」と聞くとあるではありませんか!

初めは3,000CFA(600円)と言われましたが、交渉して一匹1,500CFA(約300円)にまけてもらいました。

今日は1匹しか買いませんでしたが、キロ単位で買うと更に安くなるようです。
時期にもよりますが、大体小タコだと1kg1500CFA、中タコは3000CFA、大タコは5000CFA程です。
調理してしまえばさほど変わらないので、今日は小タコを買ってみました。

セネガル産タコ料理を作ってみた

今日作ったのは、タコの唐揚げ、タコの刺し身、そしてタコわさです。
一匹丸ごとなので、まずは自宅で捌きます。

タコを捌くのはさほど難しくありませんでしたが、吸盤には汚れや菌が付いているのでしっかりと塩もみをして殺菌します。

調理していてわかりましたが、このタコは本当に新鮮です。
味付けをしているともう「美味しいに決まってる!」と思うぐらい美味しそうでした。

実際にセネガル産のタコを食べてみた

いよいよ実食です!
これから日本の皆さんの食卓にこのタコが並ぶかもしれないとなると、
責任重大。
手に汗握り、食べてみます。

味の感想は、、、

旨い!!!

日本で食べるタコと全く同じです。
刺し身もタコわさも唐揚げも日本と変わりありません。

これは日本でも売れると断言できるレベルです。

タコの刺し身やタコわさは他の刺し身と違い、一度茹でるので、冷凍物でも美味しく刺し身として食べられます。
その点からもタコを海外から輸入することはいいかもしれないですね。

日本にあまり出回っていないセネガル産タコ。
皆さんの家庭の食卓にも並ぶ日がそう遠くない未来にやってくるかもしれません。

ごちそうさまでした。

この記事を書いた人
原田 翔太

日本食堂「大和」「和心」代表。
2児の父/ダカールTV/セネガル起業12年目
2015年からセネガルの首都ダカールに家族で移住しています。

セネガル日本食堂「和心」2017年4月グランドオープン。
2号店レストラン「大和」2024年2月プレオープン。
※大和は週3日木~土曜日のディナー営業のみのプレオープン中です。(2024年3月現在)

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