「言語の壁は低い。」最近よく思う。
多くの日本人にとって日本語の次に身近な言語は英語であろう。
最近、英語を勉強する為に留学をしている人は以前よりも増えているし、僕も話せるかどうかは別にして英会話を勉強したこともある。
そういうことからビジネスの面でも多くの日本企業、日本人は英語圏に行く人が多い傾向がある。
それは当たり前の流れで、英語圏でのビジネスの可能性はインドやフィリピンなどをみていても今後更に大きくなっていくのはわかる。
しかしその反面、英語圏でのビジネスは世界中にライバルが多くなるのが宿命だ。
いきなり多くのライバルがいる場所でビジネスをするのか、それとも言葉がわからない場所でビジネスをするのか。
前者の方が簡単でありそうだが、僕は後者の方が簡単であると思う。
僕の今いる西アフリカはフランスの植民地だった事から一部の国を除きフランス語圏で、今もフランス語を話す人が多い。
逆に英語を話せる人は少ない。
外国人を見てみても、フランス人が圧倒的に多く、現地のセネガル人とフランス語で会話をしている姿をよく目にする。
逆に、アメリカ人、イギリス人、インド人、日本人の姿を見かけることは少ない。中国人はいるが、彼らは言葉が話せなくてもどこにでもいるので一先ず置いておく。
これは地理的な問題もあるかとは思うが、言語による理由も大きいだろう。
日本人もアフリカは英語圏の南アフリカや東アフリカなどに行く人が多いのもそういった理由なのだと思う。
しかし、言語による問題というのはそれ程までに大きいものなのだろうか?
並み居るライバルのいる英語圏よりも非英語圏でのビジネスの方が難しいのであろうか?
僕は実際にセネガルに住んでフランス語、現地語が言語がわからずに困った事も多々あるが、それは今後それほどまでに障害にならないであると思う。
最近の日本人サッカー選手がドイツ・ブンデンスリーガに所属しているのは、スカウトがこの選手はドイツのレベルで十分にやっていけると判断するからだ。
いきなりドイツリーグより更にレベルの高いイングランド・プレミアリーグにいきなり移籍となったら結果を残せる選手はかなり少なくなるだろう。
彼らは始めはドイツ語は話せないであろうが、日本代表の長谷部選手はたった半年でドイツ語をマスターしたという。
どんな言葉もその土地に住み勉強すれば一年でかなり話せるようになるだろう。
始めは苦労する事もあるが、1年後、今後は大きな武器になる。
言葉の壁をあまり気にせず自分の行きたい国で旅行なりビジネスなりすればいいのだと思う。
それに大概ほとんどの場所で英語を話せる人はどこにだっているのだから。
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