今回2年半ぶりに日本へ一時帰国をしました。
「レストランを開業する!」と豪語して日本を出たのが2015年1月末。
自分の中では一応「セネガルでレストランを開業するまで、2年間は絶対に帰らない。」と決めて日本を出発しました。
そこからレストランを開業する為の準備やらで刻々と時間が過ぎていき、気が付けば2年半経っていました。
正直「日本に一時帰国したい!」という想いは全くなく、「もう自分との約束でもある2年も経ってるし家族にも会いたいしそろそろ帰るか。」という気持ちでの帰国でした。
ただし7月末頃になると段々と日本に帰ることで勝手にそわそわし始めあまり仕事が手に付きませんでした(笑)
一時帰国を8月にした理由は、欧米人のお客様がバカンスでみなさん帰省される為、1年の中でも暑く停電や断水も多い時期の為、数日に一度スコールが降るので店を開けられない日もあるだろう為、そんな理由でレストランを閉めるなら8月だろうというのは前々から思っていました。
出発当日は朝5時前に起きて、5時半に家を出発。
スタッフやインターン生が朝早いにも関わらず家の前まで送ってくれました。
飛行機は8時出発でエチオピアを乗り継いでの約30時間のフライトです。
日本に着いたのは翌日22時でした。
「久しぶりの日本はどうですか?」とよく聞かれましたが僕の感想は
「一瞬で慣れました。」
よく日本に帰ってからも海外の感覚が抜けないって方もいますが、僕にはそれは全くありませんでした。
なんなら成田空港に降り立った瞬間から、「日本だ。やっぱり日本は自分の国だ。」とすら思いました。
空港に迎えに来てくれた家族も2年半ぶりのはずだけど、久しぶり感もあまりなく本当にすんなりと普通に会話が出来ました。
久しぶりの日本がそんな始まりだったのでその後の生活もいつも通りでした。
ただ、時間の感覚だけは中々戻らず、仲のいい友人との待ち合わせは遅刻ばかりしていました(笑)
そんな感じで1カ月間のんびりと過ごしていたら「やっぱり日本は最高だな。」とも思いました。
ただそれは僕が今回1カ月間という短い期間で仕事もせず、やらなければならないこともなかったからだと思います。
役所に行っても素晴らしい対応、コンビニやファストフード店でも素晴らしいサービス。
しかしこれは仕事をしてる側からすると中々大変な事だと思います。
セネガル人の場合、仕事はまぁテキトーだけどサービスや接客があまり求められていないので、仕事をする方が楽に仕事ができていると思います。(もちろん人にもよりますが)
どちらがいいかはわかりませんし、その人にもよりますが、中々日本で働いて生活するということは大変な事なんだなということも客観的に見てわかりました。
現在はセネガルに戻ってきましたが、僕にはこのゆるーい空気が合っているのかもしれません。
ちなみに1カ月という短い期間だったこともあるかと思いますが、1カ月ぶりのセネガルも久しぶり感もなくすんなりと入ってきました。
そしてセネガルに着いて最初に感じたことは「やっぱりセネガルっていい国だ!」でした。