今回の記事ではセネガルでアフリカンな服をオーダーメイドで作りたい方の参考になればと思います。
セネガルではアフリカ伝統的なカラフルな布が沢山手に入ります。
セネガル人達は本当にみんなお洒落で派手な民族衣装を着ている方もいれば、現代風なシャツとアフリカの布のコラボ作品のお洒落なシャツを着ていたりします。
実はそんなシャツもセネガルでは簡単に作れてしまいます。
簡単に説明すると、布を購入して仕立て屋さんに依頼をするだけで出来てしまうんです。(当たり前ですが・・・笑)
今回はその辺りの流れを詳しく書いていきたいと思います。
➀布を買おう!
アフリカの伝統的なデザインの布は値段も手ごろでダカールだと1メートル約200円程~。
品質によっても変わりますし、ビックリするほど高い布もありますが、大体メートル1,000CFA(200円)で買う事が出来ます。
シャツやズボンは2メートルで作れてしまうので、布代400円+仕立て代600円と合計1,000円程でオーダーメイドのシャツが作れてしまう程です。
布屋さんにどういう服を作りたいか聞いたら、どのくらい布が必要か教えてくれます。
(ただし詳しく知りたい方は先に仕立て屋さんに行き、何を作るか聞いて布が何メートル必要か確認してください。)
布は地元の市場なら大体どこでも買う事が出来ます。
和心周辺の徒歩5分の市場でも沢山見かけます。
(僕はいつもそこで買っています。)
もしご自身の好みの布が見つからない方は是非ダカール最大の布市場「Marche HLM de Dakar(マルシェアシュラムサンク)」に行かれてみてください。
地図↓
ここには本当に沢山の種類の布が売っていて、もはや自分がどこを歩いているのかわからなくなるレベルです。
布に興味のある方は是非行かれることをお勧めします。
布を購入する際には値段交渉はした方がいいと思います。
定価のお店もありますが、ほとんどが交渉ありきで値段を言われるお店が多いです。
なのでご自身の納得する金額で購入する為にも、軽く値段交渉してみてください。
また、アフリカの布以外にもジーンズ生地の布などもダカール中心部へ行けば買う事が出来ます。
なのでアフリカ布とコラボしてお洒落な服やカバンなどを作る事も出来てしまいます。
➁仕立て屋さんに依頼しよう!
さて、布を購入出来たら次は仕立て屋さんに持っていきます。
仕立て屋さんもそこら中にあります。
セネガル人は結構すぐに服をオーダーメイドで作ります。
特にお祭りの時には多くの人達が服を新調するので、そういう時期は仕立て屋さんは大忙しです。
ここからが大事なところですが、仕立て屋さんは沢山ある分腕の良し悪しはかなり違います。
僕らが依頼をしているのは、和心から徒歩10分程の地元の市場にいる「ママドゥ」という青年です。
なぜ、彼に依頼をすることになったのか?
それまでは何人かの職人さんたちにお願いし、その中で良さ気な職人さんに仕立てを依頼していました。
ただ、モノによって仕上がりが良くないものが多々ありました。
その頃、ちょうど日本から服飾専門学生のインターン生が働いてくれていたのですが、彼女が何人、何十人と仕立て屋さんを実際に見て「この人凄いです!」と感動したのが「ママドゥ」という青年でした。
インターン生は専門学校で先生から「両玉縁ポケットが出来る人は仕立ての技術が凄い。そこが見分けるポイント。」と教わっていたそうで、ママドゥは正にその「両玉縁ポケット」が出来ていたそうなんです。
ママドゥに仕立てを依頼すると、確かに仕上がり具合が全く違う。
素人の僕が見てもその出来は一目瞭然でした。
それ以降は僕らも基本的にママドゥに仕立てをお願いするようになりましたし、ゲストハウスに宿泊中のお客様が仕立てをされる際にも是非おススメさせていただいております。
他の仕立て屋さんと比べると若干割高になることもありますが、それでも仕上がり具合からいつも頼んでしまっています。
仕立てを依頼して完成までは数日~1週間(繁忙期はもっと)掛かります。
なので、服の仕立てを予定されている方は早い段階で依頼した方が良いです。
また、多少のお直しは無料でやってくれるのでその分の時間を考えても、最低1週間前には作り始めた方が良いと思います。
➂仕立て代の相場は?
時期やモノにもよるのでザックリとしかお答えできませんが、ご参考までに。
Yシャツ・・・3,000CFA~
長ズボン・・・3,000CFA~
短パン・・・3,000CFA
ワンピース・・・8,000CFA
パーカー・・・5,000CFA
カバン・・・・5,000CFA~
料金はざっくりとこんな感じです。
本当に色んなモノが出来るので、アフリカ布に興味のある方は是非セネガルでの仕立てにチャレンジしてみてください!
日本ではオーダーメイドの服を作る機会はそうそうないかと思いますが、セネガルでは本当に気軽に出来てしまいます。
是非セネガルのお楽しみの一つとしてお気に入りのアフリカの布でお洒落を楽しんでください。