先ほどYahooを見ていたらTOPニュースに「アフリカ文学の父C(チアヌ)・アチュペ氏死去」という報道がありました。
僕はチアヌ・アチュペ氏のことは、その人物も作品の事も全く知らなかったのですが、彼がナイジェリア出身の小説家ということで興味があり、調べたことをまとめてみました。
チヌア・アチェベ(Chinua Achebe) 小説家。
1930年11月16日ナイジェリアの町オギディ出身。
ナイジェリア最古の大学、イバダン大学に入学した。
優秀な大学でアチェベ氏は英語・神学・歴史学を学び、また小説を書き始めた。
1958年に発表した著書「崩れゆく絆(Things Fall Apart)」では世界中50カ国以上の国で累計1千万部を超える大ベストセラーとなった。
その後、ナイジェリアでは1976年に「ビアフラ戦争」が勃発。ビアフラ地域の出身だったアチュベ氏はビアフラを支持しビアフラの大使を務めた。
しかし、多くの諸外国はビアフラではなく本土のナイジェリア連邦を支持。
ナイジェリアからの独立を試みたビアフラも踏ん張ったが、1970年1月12日にビアフラは降伏した。
この戦争では両国合わせて150万人を超える死者を出したとされている。
アチュベ氏はこの戦争でのことを「難民の母と子」というタイトルの詩としてビアフラ戦争のことを後世に残した。
その後多くの大学で名誉学位を受け、2007年には世界的権威のあるイギリスの文学賞、国際ブッカー賞を受賞した。
チアヌ・アチェベ氏は日本ではそこまで知られてなかった人物かもしれませんが、こういった功績を残しました。
ちなみにこのイバダン大学の卒業生には1986年にアフリカ人初のノーベル賞受賞者となったウォーレ・ショインカ氏も在籍していたそうです。
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