今回大事件となっているアフジェリアの事件とマリの紛争。
私が日本からセネガルに来たのが2012年1月28日。その頃も大事件として連日ニュースで取り上げられていましたが、マリの隣国セネガルで感じたことを書いて行きます。
上記の地図にあるようにセネガルはマリに隣接している国です。
私も周りから「セネガルは本当に大丈夫なのか?」と言われ、不安もあったのでセネガルの日本大使館の方にお話を伺いにいきました。
「今セネガルではアルジェリア事件、マリ紛争によりどんなことが起きているのか?」を日本大使館の方に聞いたところ、「マリから難民としてセネガルに入ってくる人もいるし、もちろん国境で捕まってしまう人もいる。」とのことでした。
また、「セネガルに治安面での影響があるのか?」と訪ねると、楽観的に考えているかもしれないが、「その可能性は極めて低い。」とのこと。
前述のようにマリから難民が入ってきたり、セネガル大統領の護衛の数が増えたりはしているようですが、そもそもセネガルは政治的にとても安定しており、セネガルがアルジェリア事件に巻き込まれるようなことはまずないだろう。とのことでした。
個人的には一安心といったところです。
また、先日友人に連れられて、マリ人のお宅に伺わせていただきました。
やはり、自国マリのことですから、その方はマリの事件に敏感でした。
私がつい「今回の事件で日本人も亡くなったんだよ。」というと、すかさず「いや、マリじゃなくてそれはアルジェリアだよ。」と。
彼らからしたらそれは大きく違います。
昼食後、ちょうどその日はアフリカンネーションズカップの「マリVS南アフリカ」の日でした。
アフリカンネーションズカップとはサッカーのアフリカ王者決定戦です。アフリカの人はサッカーが大好きで、そのマリ人の方も楽しみにしていたようでした。
しかし、観戦中に何度もマリとアルジェリアのニュースにチャンネルを切り替えていました。よほど、ニュースが気になるようです。
私はサッカーが始まったらさすがにサッカーに夢中になると思っていたので、驚きです。
最初は「この人はあんまりサッカーに興味がないのかな?」なんて思いましたが、南アフリカに先制点を決められると現地語で「ふざけんなよ!!!」と熱くなっていたので、それはないのでしょう。
それ程、今回の事件に注目しているということです。
セネガルでは相変わらず平和な日々が続いていますが、アルジェリア、マリの一部ではまだまだ緊迫した状態が続いています。
私もマリには行きたいと思っていたので、1日も早く平和な日々が戻るよう祈るばかりです。
ちなみにサッカーの試合は試合終盤マリが南アフリカに追いつきPK戦でマリが勝利しました。
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