アフリカ大陸最西端で感じた「私の夢はいつか日本を背負うこと」インターン体験談ゆうなさん

アフリカインターン
JammRekkスタッフのキキとアイサト

名前:ゆうなさん
期間:2018年8月20日~9月20日(1ヵ月間)
職業:大学3年生(夏休みに参加)

Q.セネガルに行こうと思った理由は?

アフリカ大陸の一番西にあるからです。(笑)

未知のフロンティア、アフリカをどうしても自分の目で見てみたい考えていた私に、“アフリカ大陸最西端の国”という言葉が未開の地っぽく響いたのです。

世界遺産のゴレ島!

Q.なぜ和心のインターンに決めましたか?

食べることが大好きだからです。

日本人として、価値を提供できるもののひとつが日本食だと思います。
アフリカ大陸の西端の国で日本食を作っている日本人がいることを知って、会ってみたくなりました。

セネガル最大の祭りタバスキでセネガル人家庭を突撃!

Q.「アフリカ」に行くことは怖くなかったですか?

めちゃめちゃに怖かったです!

まずセネガルを候補に入れた段階で航空券を検索したのですが、遠すぎて愕然としました。

こんなに飛行機に乗っていたら、たどり着くまでに天に消えてしまいそうな気がして。(笑)到着のイメージが全く湧かなかったのです。

長い旅路は本当に恐怖でしたが、セネガルに行くこと自体への不安は全くなかったです。

調べてみれば分かりますが、とにかくセネガルに関する情報はほっとするものが多いです。

これも来てみれば分かりますが、それは本当にセネガルがいい国だからです。

私の渡航前に、ちょうどサッカーワールドカップの日本の対戦国として多くのメディアがセネガルを取り上げていたことも、私のわくわくを倍増させてくれました。

Q.セネガルでどんな事をやっていましたか?

目標は売り上げを上げることでした。
そのためにどこにある問題をどのように解決するべきかをまず考えました。

JammRekkで子どもたちにコロッケを販売

原田さんや小林さん、調理スタッフ、ゲストハウスのお客様にも本当に沢山の知恵を貸して頂き、他のインターン生達と力を合わせて計画を練りました。

・値下げのプロモーション
・新しい販売方法の試行
・メニューの改善
・新メニューの開発
・メニュー写真の添付
・売り上げの管理

思い出すと泣きそうになるくらいです。

自分の中での”未開の地”だからこそ、素直に協力を求めて、考えを共有することが出来ました。

ひとりでは気付かなかったこと、出来なかったことが何でも出来る魔法のインターンだと今でも思っています。(笑)

Q.インターン中に一番楽しかったことはなんですか?

日常すべてが楽しかったです。

セネガル人スタッフが朝、”おはよ”って来てくれて、締め作業から戻ると”おかえり”って迎えてくれる日常って、素敵じゃないですか?

JammRekkスタッフのキキとアイサト

足りないものがあると、教えてくれたり、頼ってくれたりした時には、めちゃめちゃに感動していました。

セネガル人ともがっつり関われる、しかも本当に愛おしくなるのは、和心のみなさんが愛でいっぱいだからだと思います!(笑)

Q.帰国された今セネガルに来て良かったと想う事はなんですか?

和心が帰る場所になったことです。

お休みの日も色んなところに行きました。

大西洋に沈む夕日はロマンチックだし、海は広いし、カフェは案外おしゃれだし、自然はアフリカンだし、ご飯は安くて美味しいし、本当に魅力いっぱいです。

でも、ふと、和心に帰った瞬間に、ほっとする自分がいることに気づいたんです。
その時に、あ、セネガルに、和心に、来て良かったなあと思いました。

アフリカ大陸最西端にそんな場所が出来たことが、私はとても嬉しいです。

なんだかんだ、和心のみなさんやインターン生の仲間達と一緒にご飯食べて、お酒飲んで、話してる時が一番楽しかったです。

海辺のお洒落レストランに他のインターン生達と

Q.セネガルで成長したこと・影響されたことはありますか?

私の夢は、”いつか日本を背負うこと”です。

“日本人”としてセネガルで働く原田さんや小林さん、和心のみなさんの姿を見て、抱いた夢です。

セネガルという国民性豊かな国に来たからこそ、同じ人間としてあったかく生きる世界中の人たちに、”日本人”として私に出来ることで恩返しして行きたいと思うことができました。

セネガル人と日本人の違いなんて、セネガルで生まれたか日本で生まれたか、それだけだと思うんです。

もし世界中の人たちが、自分の国を背負って、世界中に大切な人を増やしたら、仲の悪い国なんてなくなるような気がしませんか?(笑)

そんな夢想家みたいなことを考えずにはいられないjammrekk(平和)な日々が、セネガルの日常です。

和心がそれを、私の日常に繋げてくれました。

これからインターンに来る方に一言!

インターンに参加するという明確な意識なんてなくても、是非、和心のみなさんに会いに行ってみてください。

楽しそうに、かっこよく生きる日本人代表のみなさんとの出会いが、きっと人生の分岐点になると思います。

マンゴーが絶品なので、マンゴーがなる季節(6月~9月頃)に是非!(笑)

アフリカ大陸最西端の海。大西洋です。ダカールの海に癒されました!

原田から感謝を込めて

最初ゆうながセネガルに到着してすぐの頃の印象は「すごくおとなしい子だな~」と思っていたけど、時間が経つにつれ全然そんなことなかった!(笑)

冷静な部分もありつつも実は内に秘めている物が実はすごく熱くて、ビックリしました。

最初のうちは多分セネガルの事、言葉、JammRekkの状況などわからない事も沢山あって大変だったと思う。

でも次々と自分達で課題を見つけてクリアにしていく様子を見ていて本当に頼もしく思っていました。

特にピザの値段設定を決めた時は驚きました。
「ピザを売ろう!」となってから最初の値段設定は、なんとなくこちらが決めた希望価格でした。

でもゆうなはそこに疑問を感じて、
「ピザが売れない⇒なぜ売れないのか?⇒値段設定?or味?or知られてない?」と次々と売れない理由を塗りつぶしていき、まずは期間限定でピザの値下げを敢行。

1枚1,300CFAのピザを1,000CFAで販売しました。

しかし売れ筋はそこまで伸びませんでした。
でもなぜかプロモーション価格が終わってからピザが売れ始めたのです。

それならばとピザの値段設定は以前と同じく1,300CFAにして、ちゃんと美味しいピザを作ろうとなりました。

売れ始めたのはピザソースを変えたからなのかどうかはわかりませんが、「こに行き着く思考力がすごいな~」と感心していました。

また、仕事以外でもいつも本当に色々な話をしました。

一緒にダカールで一番おいしいケーキ屋さんにケーキを食べに行ったり、海辺のお洒落レストランで朝食を食べてのんびりしたり。

とにかく1か月間セネガルの生活を楽しそうにしている姿を見ていて、僕らスタッフはみんな嬉しくなってたよ!

来年またセネガルに来るかもしれないという事で楽しみに待ってます!
もう和心はあなたの家です!!!(笑)

本当に実家に帰ってくる感じで帰って来てね!
ゆうな、改めてセネガルに和心に来てくれて本当にありがとう!

原田より

この記事を書いた人
原田 翔太

日本食堂「大和」「和心」代表。
2児の父/ダカールTV/セネガル起業12年目
2015年からセネガルの首都ダカールに家族で移住しています。

セネガル日本食堂「和心」2017年4月グランドオープン。
2号店レストラン「大和」2024年2月プレオープン。
※大和は週3日木~土曜日のディナー営業のみのプレオープン中です。(2024年3月現在)

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