小学校の頃から憧れていたアフリカへ!インターン体験談ちひろさん

インターン体験談

名前:ちひろさん(女性)
期間:2017年10月2日~2017年11月30日(2ヶ月)
年齢:26歳
職業:元介護士

なぜアフリカでのインターンシップに参加されようと思ったんですか?

カナダワーホリで英語の勉強をしたくて仕事を辞めたものの、説明会に行っても、行動に移せないままでした。

そんな時にたまたまフェイスブックに知らない人から友達申請が来て、それが”ガンビア”という国のおじさんだったんです(笑)

聞いたこともない国、知らない人。

でも、それがきっかけでガンビアに興味が湧き、アフリカにあることを知って、「あれれ!小学生の時からずっと行きたかった所ってアフリカじゃん!」と気づいたんです。

すぐにアフリカの情報を集め始めました。

転々といろんな国を旅することに憧れながらも、長期で滞在し、現地の人々の生活や文化を知りたい、アフリカで生活している日本人が気になる。って事で辿り着いたのがアフリカ起業人ブログ!

と、そこで紹介していた“インターン体験談”でした。

インターンとかよく分からないけど、アフリカで自分のやりたい事に思い切って挑戦している方たちを知り、とても楽しそうだったんです。

その後、すぐに原田さんに連絡をしている自分がいました。

セネガルでインターン生としてどのような活動をされていましたか?

2店舗目のオープン準備のタイミングでした!

インターン生が3人いたので、みんなで仕事を分担し、私は2店舗目の内装と外装を担当させて頂きました。

人生で初めてのお店作り!

ドキドキでしたが、「自由にやっていいよ」と言ってくれる原田さん・小林さん。
他のインターン生と相談しながら進めました。

店舗に必要なテーブルや椅子等を購入したり、大工さんや竹職人さん等の様々な職人さんに仕事の依頼をしたり、壁にペンキを塗ったりもしました。

言葉が分からない私でしたが、少しずつ1人で出来ることが増えていきました。
1人で作業をしていると、通りかかった職人さんが手伝ってくれました。

近くに住んでいる子どもたちも、重いものを一緒に運んでくれたり、梯子に乗っている私が落ちないように、心配そうな顔で梯子を押さえてくれました。

とても人懐っこいお世話焼きの近所の皆さんはいつも応援をしてくれたり、褒めてくれてました。

現地の方と一緒にお店を作れるなんて、なかなか経験できないので、本当に貴重な経験でした!

セネガルに来て良かったと思ったことはありますか?またそれはどんな時ですか?

ヤギやアザーン(イスラム教の礼拝への呼び掛け)の音で目が覚めて、道行く人と挨拶をして、笑って…毎日が本当に新鮮でした!

テレビやインターネット上には沢山の情報があり、アフリカの事を知っているようなつもりでも、やっぱり自分が実際に行くからこそ、見えるものや感じることが沢山あり、心の底から行動して良かった。セネガルに行って良かったです!

またまた、凄いのが、セネガルにいるからこそ、日本では会えないような凄い日本人、おもしろい日本人に出会えるんです!

大使館の方や、JICAや協力隊の方、アフリカでビジネスをしている方、旅人さん沢山の方々の話を聞いたり、活動の様子を見させて頂き、貴重な経験となりました。

インターンに来られる前の語学力はどのくらいでしたか?

全く話せません。日本語すらも曖昧です。

英語を勉強するとか言いながら、 行ってきましたフランス語圏に!
毎日ジェスチャーとgoogle先生に頼りっぱなし。

そんな私でしたが、フランス語研修でフランス語の基礎や、すぐに使える会話を習い、セネガル人スタッフや職人さんがウォロフ語(現地語)も一緒に教えてくれました。

おかげで、1人で買い物をしたり、タクシーに乗って出かけることが出来、困る事はありませんでした。

日が経つにつれ、みんなが会話の中で大笑いをしているのを見る度に、「いつかこの輪の中で笑いたい。」という思いが強くなりました。

そんな私ですが、ウォロフ語のこんにちは、美味しい、ありがとうだけは完ぺきに覚えたのでそれだけで町の皆さんと仲良くなり、お昼ご飯の仲間入りをさせてもらっていました♪

インターンを通じて成長したこと・影響されたことを教えて下さい。

和心スタッフの皆さんに出会い、行動力の凄さと、仕事を楽しんでいる姿は私にとって衝撃でした。

“何事もやってみなきゃ分からない!”すぐ行動に起こす原田さん。
原田さんのブログ等を読んでいて、行動力とおもしろさがにじみ出ていて会いたかったんです!

インターン生が挑戦したい事を「いいじゃん!やってみよう」と、全力で応援してくれ、いつもバックアップしてくれました。
とにかくやってみる事からその先が見えると気づかされました。

“ないものなんてない!”アイデア満載の小林さん

小林さんが職人さんと一緒に作り上げるものには魂がこもっています。

レストランの和の雰囲気の中で、日本の音楽が流れると、日本にいる気持ちになります。

外に出て、「はっ!」と、自分がセネガルにいる事に気づきます。

職人さんによっては、時間を守れなかったり、仕事が適当だったりします。

しかし、セネガルの人の性格や仕事への姿勢を受け入れながら職人さんにとって、作ったことのないもの、見たこともないものであっても、小林さんが職人さんと何度も何度もやりとりをし、時間をかけてお店を作りあげていました。

ないものはない。としても、可能性は無限に広がっていると気づかされました。

原田さんの奥さんのちゃあこさんは、いつも優しく、笑顔が眩しく、料理が美味しくて、、、

全く体調を崩すこと無く、元気に過ごすことができました!

そして、原田さん夫婦の愛息子。4歳のだいち!は、みんなの人気者!アフリカのパワーを誰よりも吸収し、伸び伸びと育っているだいち。

そんな彼のようになりたくて、毎日一緒に遊んでもらいました♫

インターン期間中の一番の思い出は何ですか?

2店舗目のオープンだけでなく、みんなと朝まで飲み明かしたり、
観光地に行ったり、毎日が楽しくて、どれも最高の思い出です!

自分を受け入れてくれる皆さんがいて、自分らしく過ごせることが幸せでした。
本当に沢山の出会いに感謝です!

その中でも一番忘れられないのはまだまだアフリカに慣れないときみんなとゴレ島に行きました。

絵描きのおじさんのセネガル服が素敵だったので話しかけてみたんです。
そしたら、おじさんが脱ぎ始めて…

気づいたら私はその服を買っていました。

とってもワキガ臭くて、即洗濯しました笑
でも今ではお気に入りの服となってます。


↑この服です(笑)

これからセネガルにインターンシップに来られる方にメッセージをお願いします!

飛行機で寝てたらアフリカに着き、本当に今まで知らない世界が広がっていました。

2カ月があっという間に終わってしまい、今でも夢の中だったような、タイムスリップしたような不思議な感覚です。

アフリカが、和心が、インターンが、ピンと来たり、気になるなあと少しでも思ったら、もう…いく時です!

日本では絶対味わえない世界が、経験が待っています。おもしろい人と沢山会えます。

インターンは、自分のペースで無理無く出来ます。

やりたいことは思い切りできます!
分からないこと、不安なことは、出発前に解消してください!

原田さんが相談に乗ってくれます!
私もわかる範囲なら助けられます笑

とりあえず、行ってみる!そこからが始まり!
と気づかされたんです笑

私はもっともっとセネガルの人、アフリカの人を知りたいと思い、また行きます!

ぜひぜひ、アフリカを自分の五感で感じてみてください!

原田から感謝を込めて

「愛がある子だな~!」
セネガルで初めてちひろに会った時、一番最初に感じた事でした。

なんというか、誰もが感じられる程の優しさや愛情が滲み出ている子だなって思っていました。

それは国籍・国境も越えて、すぐにセネガル人からもいじられキャラとして認定されていました(笑)
言葉は喋れないけど、ジェスチャーで何とか伝えようとしていじられるみたいな。

言葉が喋れるという事ももちろん大切なことだけど、もっと大切な事がある。という事を彼女から教わったような気がします。

そもそも遡ると、初めてちひろとテレビ電話をした時、彼女が「私本当に何も出来ないんです~」って言っていたのが印象的でした(笑)

「それでもセネガルに来て挑戦してみたい!」という事で、まだ会った事もないのにその後も数回に渡ってテレビ電話で色んな話をしました。

多分、歴代インターン生の中で出発前に一番喋ったかな。

その後、実際にセネガルに来てくれてからは上記の様にすぐにセネガル人と仲良くなったりと、いつも和心のムードメーカーでした。

セネガルやアフリカに来る人って比較的高学歴で優秀な人が多いんです。

でも彼女は自分のバカさを恐れずにどんどん出していて、そんなちひろにはどんどん人が集まっていました。

こんな事書いたら「何言ってるんですか!原田さんも同じでしょ!」って言われそうで、確かにその通りなんですが・・(笑)

インターンのメインの業務としては主に2店舗目レストランジャンムレックの開業業務をやってくれました。

特に彼女はデザインのセンスがあったので、店舗の外装にペンキを塗ってくれたり、内装の装飾をしてくれたり。

色々と工夫して折り紙で小物を作ってくれたり、あるものだけでお洒落な空間作りを頑張ってくれました。

その甲斐あって、無事にジャンムレックのグランドオープンを迎える事ができました。

業務以外では、週末は必ず他のインターン生やスタッフ達とうちでご飯を食べたり、飲み明かしたり。
本当に色々な話をしました。

そしてちひろは今回セネガルに来てすごく気に入ったそうで、本気でセネガルに仕事をしに来ようとしています。

もうそれが僕は本当に嬉しくて仕方がありません。
またセネガルに来てくれる事を今から心待ちにしています。

改めて、ちひろセネガルに来てくれて本当にありがとう!

この記事を書いた人
原田 翔太

日本食堂「大和」「和心」代表。
2児の父/ダカールTV/セネガル起業12年目
2015年からセネガルの首都ダカールに家族で移住しています。

セネガル日本食堂「和心」2017年4月グランドオープン。
2号店レストラン「大和」2024年2月プレオープン。
※大和は週3日木~土曜日のディナー営業のみのプレオープン中です。(2024年3月現在)

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