【VOL.4】アフリカで家族・インターン生とのレストラン和心開業までの道INセネガル

1. 日本食堂「和心」近況報告(2015年4月5日~4月11日)

今週1週間の近況報告をさせていただきます!
現在は和心開業の為に、法的な手続きや、物件探しなどダカールの街をとにかく動きまわっています。

今週はほとんどをアパート探しをしていました。
アパート探しと同時に、近隣の街の様子や、和心物件に目星をつけ始めることができました。
それでは今週の近況報告をさせていただきます。

4/5(日)

午前中は息子と戯れて遊んだ。

午後からは和心の物件を探しへ。
場所は良いのだが、予算オーバー。

また、外国人ということで、家賃を若干高く言われてる気もするから、友人のセネガル人経由でもう一度確認してもらおうと思う。

セネガルは「定価」という概念がほとんどない。
なので「外国人だから」という理由で高く言われることはある。

家賃であろうとタクシーであろうと、高い買い物をする際には必ずセネガル人の友人に確認した方がいい。

ただセネガル人は吹っ掛けているつもりはなく、お金を持ってそうな人にはとりあえず高い値段を言ってみて、それで向こうがokならラッキー、ダメならそこから値段交渉開始というイメージ。

物件探しが終わり帰りのバスに乗っていると、周りのセネガル人達がみんなセネガル相撲の会話をしている。
どうやら今日はセネガル相撲の大きな大会だったようだ。

実は相撲はセネガルの国技だ。
相撲と言っても日本の相撲とは少し違い、相撲とレスリングを足して2で割ったようなものでルールは少し違う。

セネガルでは相撲は老若男女から絶大な人気を誇り、相撲の大会の日になるともなれば、TVで全国放送される。
どの家庭でも贔屓の選手が勝ったり負けたりすると、歓声や悲鳴が聞こえてくる。
時に喧嘩もしているぐらいだ(笑)

セネガルではサッカーもかなり人気のあるスポーツだが、相撲には到底敵わない。
とにかく物凄い注目度なのだ。

僕は「日本の相撲人気復活の鍵は、セネガルにある?」と勝手に思ってて、相撲の大会にも行ってみたいの思ってるので、その時はまたレポートしようと思う。

4/6(月)

朝食を買いに売店に行くと、今日がセネガルの祝日だと教えてもらう。
朝食後、アパートの物件をネットで調べて5件電話してみるも、5件とも「今日は休みだから明日にしてくれ!」と言われる。

セネガルの不動産屋は、人によっては土日も対応してくれるのだが、今日はセネガル人にとっても大切な祝日なのだろうか。

なので仕方がなく家でブログを書いたり事務作業をする。

昼食時になりお昼ご飯を外に買いに行く。
セネガルではレストランや屋台に自前の鍋を持って行くと、ご飯を詰めてテイクアウトしてくれる。

いつも行く近所のレストランでは美味しいセネガル料理が150円程でお腹いっぱい食べることができる。

しかし、そのレストランへ行くと、閉まってる。
いつもは土日も関係なく、開いているのに珍しい。

まぁ仕方ないと周りのレストランを探すも、どこも閉まっている。。。
人通りも車通りも普段に比べて少ないし、これはやはり今日はかなり大切な祝日なのだろう。
結局その後30分近く歩きまわり、なんとかレストランを見つけた。

そのレストランは沢山の人で賑わっていた。
ほう、今日はどうやら僕の他にもレストラン難民がいたようだ。

美味しくお昼ご飯を頂いた後は、魚市場へ。
魚市場では、サバやアジや鯛など、日本でもお馴染みの魚もいれば、「これ深海魚?」というような初めて見る魚も多い。

今日は新鮮なサバが揚がっていたので、夕飯はサバの香味ソース焼きにすることに。
僕はこの魚の香味ソースが大好きで、和心のお弁当にも入れたいと思っている。

今日はサバの香味ソースの他に、煮物、大根の漬物、トマトマリネを作った。

今回の香味ソースはかなり美味しい!
これは日替わり弁当として早速メニューに加えることにした。

日替わり弁当のメニューは、新鮮な魚料理、煮物or炒めもの、漬物、玉子焼きorサラダなどでいくつもりだ。
値段はデリバリー代込みで、1つ3,500CFA~(約700円)を予定している。

セネガルでの食材や調味料の感覚もなんとなく掴み始めてきたので、早く資格が降りて、弁当販売事業を始めるのが楽しみだ。

4/7(火)

朝食後すぐにアパートの物件を探しへ。
今日は5件物件を見せてもらった。

物件の探し方は至ってシンプル。
自分が住みたい地域で良さ気なアパートを見つけたら、近くの住人にオーナーの連絡先を教えてもらい、電話して物件を見せてもらって、という流れだ。

ネットでも探すことはできるが、実際に自分の足で見て廻るのが一番確実に物件を見せてもらうことができる。

今日見せてもらった物件の中で候補に入ったのは2件。
間取りは2LDKで広さも綺麗さも十分。
家賃は35,000円程。

まだ、この地域のことはあまり知らないので、しばらくは物件探しは続けようと思っている。
が、、、実はそうのんびりもしていられない。

なぜかというと、セネガルのアパートは、本当に一瞬で埋まる場合がある。
例えば午前中空いてたのに、午後には埋まってるということはザラだ。

なので、出来るだけ早めにアパートは決めなければならない。
ダカールの人口は増え続けているので、完全にダカールの不動産は需要に供給が追い付いていない状態だ。

その後は、ホームステイに来られていたお客様が明日セネガルを出国するということで最後に一緒に食事をすることに。

セネガルでの感想を聞くと、予想以上に安全だったし、快適だったと言っていた。
特にセネガル料理が美味しいと。

お客様はこれから南アフリカへ向かうとのこと。
また、セネガルに来たいと言ってくれていたので、いつかまた再会するのが楽しみだ。

4/8(水)

昨日に引き続き、物件探しへ。
今日は妻と息子にも物件を見てもらおうと、3人でアパートを廻った。

妻はどの物件も予想以上に綺麗だと言っていた。
妻とも話し合った結果、昨日見た物件と合わせて3件が候補に上がった。

セネガルは雨季に洪水がある地域もあるため、洪水情報なども集めながら最終的に物件を決める予定だ。

今日は昼食を物件のオーナーさん宅でさせてもらうことになった。
有り難いことにセネガルではこういうことはよくある。

セネガルではこのようなことを「テランガ」と言う。
「おもてなし」の意味に近い言葉だ。

セネガル人はこのテランガという価値観をとても大切にしていて、ご飯をご馳走してくれたり、外国人である僕達にとても親切にしてくれる。

特に息子と一緒の時は、特別待遇だ。
今日の息子はセネガル料理にはしゃぎ周り、家族のみんなを楽しませていた。

10人程で大きなお皿の料理をみんなで囲んで食べるのが、すごい楽しくて、僕はこういうのが大好きだ。

ご飯をご馳走になったので、「アッターヤ」というセネガルのお茶をご馳走させてもらい、オーナーさん家族と別れた。

肝心の物件の方は正直まだ迷っている。。。
最近やっとこの地域のことが分かり始めてきたので、今週いっぱいは探し回ろうと思っている。

4/9(木)

朝食後、アパート探しへ。
その前に今日はこの近くに新鮮な魚が手に入る魚市場があると聞き、行ってみた。

まず魚市場に行くと、「こんなところにあったのか。。。」と全く目につけてなかった魚市場を発見。
海がすぐ近くにあり、新鮮な魚が手に入るので、益々この辺りでアパートを借りたくなる。

この時点でアパートは魚市場から徒歩10分圏内以外は除外することにした。

でも、魚市場の周りは高級物件ばかりで、中々手頃なアパートが見つからない。
でも、なんとか2つの物件が予算内で魚市場からも近いということで、候補に入れることにした。

一日中歩きまわり、帰りは魚市場でアジを買って帰宅。
その足で、今日は日本人の友人と一緒に食事をすることに。

彼は先週ガンビアやセネガルの田舎町に行ってきたそうだ。
興味深かったのは、ガンビアの食事はセネガルよりも洗練されていて美味しかったと言っていたこと。

これは正直意外だった。
というか、僕もガンビアに行ったことはあるのだが、ガンビアの食に関しては良い印象も悪い印象も特にない。
確かビールが美味しかったな、ぐらいだ。

しかし、英語圏のガンビアは欧米からビーチリゾートを楽しみに来る観光客が多く、レストランも賑わっていたとのこと。
前々から少し思ってはいたものの、いつかガンビアでの和心2号店、3号店はアリかもしれない。

4/10(金)

朝食を息子と一緒に近所のパン屋さんへ買いに行く。
すると、「息子さんと一緒に食べてね!」と菓子パンをタダでくれた。

セネガル人のおばちゃん、、、なんて優しいんだ・・・。

また、その足で別の場所でレモンを一つ買うと、なんとこれまた、「息子さんに」とレモンを追加で2個くれた。

「1個の値段で3つもくれちゃって大丈夫?」と聞いたのだが、問題ないという。
有り難くいただくことにした。

セネガルはこのように子どもには本当に優しい。
食べ物をくれたりもあるけれど、子どもを見る目が本当に優しいのだ。

そういう時は、セネガルに息子を連れてきて良かったな~と思う。

今日は昼までパソコンをいじっていたら、昼過ぎに眠くなってしまい息子と一緒に昼寝をした。

そして夕方からは妻と息子と一緒に物件を見に行き、仮契約をしてきた。

この物件は本当に綺麗な物件で場所も良い。
「日曜日までに書類を持ってこないと他の人に貸しちゃうよ!」とのことだったので、急いで契約しなければ(笑)

帰りに魚を買い、今日はアジの天ぷらをすることにした。

美味しいのだが、若干臭みが残った。
もう少し酒につけるなり、しっかり揚げると美味しく揚がりそうだ。

かきあげ、じゃがいもの天ぷらは美味しかった。

セネガルはじゃがいもがほくほくしていて本当に美味しいし、今の季節だと1kg70円程で買える。
天ぷらは和心のメニューに加える予定だが、まだまだ改良が必要そうだ。

4/11(土)

朝市で魚市場へ。
朝は新鮮な魚が買えるとのことだったが、土曜日だからなのか、魚市場が全く賑わっていなかった。

数少ない中から、新鮮そうなカサゴを4匹買い、家に帰り捌いて煮付けにしてみることにした。
そして、これが旨い!

臭みが少ないのが、印象的。
この前試したアジの煮付けよりも、味も脂の乗りも良い。

セネガルには他にも見たこともないような魚が沢山いるので、色々と試してみようと思う。

その後、日本にいる和心メンバーの小林と斎藤とスカイプ。
アパート物件の予算を下げることにし、また新たに物件を探すことになった。

予算を下げることになったのは、マイナスの面ではない。
後から来る2人が狭い家でも我慢できるとのことで、それなら部屋は少し狭くてもいいから安い家にしようということになった。

ただ来週からまた一からアパートを探し始めることになった。

その後、近所でやっている食品の展覧会へ。
セネガルの加工食品や野菜、鶏や牛などの家畜からダチョウまで様々な食品を見ることが出来た。

バオバブジュースの素を買うことにした。
これは日本へのおみやげにも喜ばれそうということで、まずは自分たちで味見をしてみることにした。
もし、美味しければ日本への良いおみやげになりそうだ。

また、イタリア系の会社が展示していた発電機を見ていると、他にも色々と出してきてくれて、すだれや竹の飾りなどが出てきた!
これは和心に飾っても十分遜色がないし、日本と変わらないレベルだ!

値段もそれほど高くないし、内装の時には彼らにお世話になろうと、連絡先を交換した。

その後、アパートを見に行った。
今日は時間が遅かったこともあり、1件しか見れなかったのだが、その1件が中々良かった。

場所も魚市場から徒歩10分、間取りも良く清潔感もあり台所も広い。
これは一気に最有力候補に上がった。

ちょっと気になったのが、この物件を紹介してくれたコンゴ人の機嫌が終始悪かったこと(笑)
大家さんはいい人だといいのだが・・・。
家を借りる上でその辺りも重要で、なんとかならんものだろうか。。。

帰宅後、小豆からあんこを作る。
2時間半ほどかけて作ったのだが、中々美味しい。
普通にあんこが出来た。

明日はこれに白玉で白玉あんみつにして食べようと思う。

2.今週のアフリカ

今週のアフリカは、セネガル人、アフリカ人の国民性について。

当たり前ですが、セネガルには外国人も沢山住んでいます。

欧米人や中国人、レバノン人、韓国人、インド人等もいますが、最も多いのは他のアフリカ諸国の人たちです。

一見、同じアフリカ人で黒人なので、セネガル以外のアフリカ人(ギニア、トーゴ、コートジボワール、コンゴ)は、それ程大差ないように思えます。

しかし、実際に会って話をしてみると、それぞれの国民性が全く違います。

完全に主観にはなりますが、

セネガル人・・・流行りものが好き、陽気、プライド高め
ギニア人・・・・控えめでおとなしい、シャイ
ベナン人・・・・親切心前面に出てる
コンゴ人・・・・我が強い
コートジボワール人・・ビジネス思考が強い

ちなみに上記は全て西アフリカのフランス語圏の国々です。
それなのに、ここまで違うとはとても興味深い。

アパートを探していると、仲介者がコンゴ人だったりコートジボワール人だったりしていて、やっぱり国が違えば人の雰囲気も変わってくる。

それで、アパートの仲介者が何人だと一番安心するかというと、やっぱりセネガル人なんですね。

これは国民性というよりも、家族や親戚が近所にいるというのが一番大きい。
セネガルの不動産仲介人の人は家に招いてくれたりもするのですが、やっぱり家族やお子さんの顔をみると安心します。

なんというか、家賃をちょっとぐらい高く言ってる可能性はあっても、そんなに悪いことをする人ではないんだろうなと、思います。

まぁもし今後日本人の不動産会社がセネガルに進出してきてくれるのなら、一番有り難いですけどね。
でも、それはまだまだ先の話になりそうです。

3. 1歳息子のアフリカ物語

今週は息子と出歩く機会が多かった。
まず、アパートの大家さんの自宅では息子は初めてセネガル料理を食べた。

「1歳の息子には少し辛いかな?」と思っていたのだが、息子はそんなの気にせずにパクパク食べている。

さすがに食べ過ぎでしょ。と思い、ごちそうさまをさせようとしたら「もっと食べたい!」と泣く。
結局大人と同じくらいの量を平らげてしまった(笑)

また、相変わらず家の中では沢山歩いたり走ったりしているのだが、外に出ると一歩も歩こうとしない。

それでも、先週比べると少しずつ自分で歩くようになってきて、3歩歩いて泣きそうになり、抱っこして降ろして、3歩歩いて泣きそうになり、、、を繰り返す感じだ。

面白かったのが、土曜日に行った展覧会には、動物がいるコーナーがあったのだが、羊や牛などの大きい動物は怖がらなかったのだが、檻に入った鶏に物凄いビビっていた(笑)

どうやら、大きさでは怖さは測れないらしい。

そんな感じで相変わらず、人見知り、場所見知りマックスな息子です。

4.2018年の原田の感想

当時、アパートの物件探しをしていたのがすごく懐かしい。
2015年の4月は僕と妻と息子3人で1DKの小さいアパートに住んでいたのですが、5月に小林と斎藤が来るという事で広めの物件を探していました。

右も左もわからない状態だったので、とにかく歩き回って、聞きまくって物件探しをしていました。

また、今のJammRekkの物件を紹介してくれた人は、この当時物件探しで色々な物件を紹介してくれた人と同じ人でした。
当時のアパートのこの人が紹介してくれた物件ではありませんでしたが、こうやって2年以上経ってその人から借りることになるとはまた面白いです。(息子がセネガル料理をバクバク食べさせてもらった家の人)

お弁当の食材の事とか、内装の事とか、今では何が良くてダメで、値段がどれくらいでというのは全部わかっていますが、当時はまだ何もわかっていなく、とにかく歩いていろいろ見ていた状況なので、今読み返すと本当に未熟、というか若く見えてしまいます(笑)

そんなこんなで、来週以降もまだまだ物件探しやVISA、開業資格取得に四苦八苦するのがしばらく続くかと思いますが、引き続き書いていきます。

ダラダラと同じような事の繰り返しですが(笑)興味のある方は来週も引き続きご覧ください。

About

セネガル日本人宿・食堂「和心」の原田です。 セネガルの首都ダカールで日本食料理屋とゲストハウスを経営しています。 アフリカの地で一緒に働くインターン生も募集中!

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