【開業記録VOL.7】遂にセネガル政府からの弁当販売資格をGET!

1. 日本食堂「和心」近況報告(2015年4月26日~5月3日)

今週一週間の近況報告です。
今週は大きな出来事が2つありました。

一つはアパートの引っ越し。
そしてもう一つは弁当販売資格取得です。

これで弁当販売事業を始めることが出来ます。

お弁当販売は引っ越しが落ち着いたらすぐにスタート予定です。

ということで、中々バタバタな一週間となりました!

4/26(日)

朝食後、バスを乗り継いて市場へ。
人参や玉ねぎ、じゃがいも、トマトなどを購入。

野菜をかなり沢山買っても2,000CFA(約400円)。
この市場は安くて新鮮な野菜が手に入る。

その後、近所の屋台でセネガル料理を食べて帰宅。

帰宅後、家にいると何やら煙臭い。

「近くで火事でも起こったか!?」と屋上に確認しに行くと、モクモクと煙があがっている。

うわー!!なんだなんだ!!!???

と驚いた。

しかし、よく見るとただの焚き火のようだ。

それにしても勢い良く煙が出ていて、物凄く煙たい。
日本だったら間違いなく、通報されているレベル(笑)

家が煙たいので、息子を連れて外に出ると少しはマシになってきた。
屋上で焚火って。。さすがっす(笑)

息子を外に連れて散歩がてらパン屋さんで菓子パンを購入。

セネガルは菓子パンも美味しい。
フランスパン1本が150CFA(30円)で買えるのに対し、菓子パンは300CFA程なので少し割だがなのだが、美味しい。

セネガルって本当になんでも美味しい。

今日は夕食前にあんこを作る。
その後夕食を作り、夕食後はウスターソース作り。

ソース作りはすっかり慣れていたつもりが、分量を間違えてしょっぱくなってしまった。。。

じゃがいもやりんごをすりおろしたり、水を加えてなんとか、持ちこたえられた。

まぁ自分たちで食べる分だから良かったものの、気をつけなければ。。。

4/27(月)

朝一番で弁当デリバリーの資格取得の為、APIXへ。

APIXのスタッフに同行してもらい書類を提出すると、即日発行で取得完了。
これで遂に弁当事業をスタートすることが出来る!

今回はAPIXのスタッフに同行してもらったが、恐らく自分一人で行ったらすぐに対応してくれずに資格取得までに何日も掛かっただろう。。。

本当にAPIX様様だ。
(セネガルに住みたい、ビジネスをしたいという方はまずAPIXに行くことをお勧めします)

APIXの帰り道に市場で鶏肉、魚、野菜を購入。
今日の夕食は韓国人の友人を自宅に招く為、焼き鳥やかき揚げの準備に取り掛かる。

友人が来ると、お土産に息子のオムツやトイレットペーパーやティッシュなどを沢山買ってきてくれた。

韓国の文化で、友人宅に行く際には必ず、トイレットペーパーをお土産に買っていくらしい。
これは、巻いてあるトイレットペーパーを流れるように使うことで、
「良い気が流れるように」との意味があるらしい。

この日作った料理は、いんげんのお浸し、焼き鳥、かき揚げ、鯛のお吸い物、芋団子。

この中で友人が大絶賛だったのがいんげんのお浸し。
これはかなり意外だった。

炭火焼き鳥

また、かき揚げのタレも好みだったことから、

妻は「多分韓国の人は甘辛いのが好きなのでは?」と言っていた。
なるほど。確かに言われてみればそのような気もする。

また、食事中は人見知りの息子がかなりなついていて驚いた。
友人も息子にご飯を食べさせてくれたり、鯛の骨を取り除いてくれたりして、かわいがってくれた。

一人のお客様としての意見はもちろん、韓国人の好みもヒアリングできて有意義な時間だった。

今度は彼がダカールの寿司屋に招待してくれるらしい。
楽しみ。

↓彼が来てくれた時の写真(笑)

4/28(火)

朝一で、スタッフの小林とスカイプ。
彼は2週間後にセネガルに来る予定で最終的に持ってくる荷物の件でミーティング。

始めは調味料を中心に持ってきてもらおうと考えていたが、ダカールでも醤油や酢、わさびなどは手に入る為、調理器具や食器、小さめの電化製品を持ってきてもらうようシフトチェンジすることにした。

ちなみにもう一人のスタッフの斉藤も3週間後に出発予定。
彼らが来たらまずは、和心物件の契約と弁当販売の販路拡大を中心にやる予定だ。

当初は僕も含めて3人でセネガル渡航を検討していたが、こうやって時期をずらして来ることにして大正解だった。
上記の通り、ダカールで買えるもの・買えないものがわかってきたので、必要なものを持ってくることができる。

また、今日は夕食に日本人の方をご招待。
先週偶然近所のスーパーで出会った旅行者の方だ。

その為、魚市場へ行き刺し身に出来そうなアジと鯛を購入。
アジはタタキにしてネギと生姜を、鯛は吸い物に。

他にはコロッケと炒めものを作った。

彼は今回が初めての海外旅行で日本を出発して半年ということだった。
今までは東南アジアやインドを中心に廻ってきてインドからセネガルへやってきたのだという。

アフリカは怖いイメージがあったそうだが、意外にも全く大丈夫で逆にびっくりしたという。
まさか夜も平気で歩けるとは思ってもいなかったそうだ。

僕もこれには同意で本当にそう思う。
初めてセネガルに来た時には、貧困が感じられずに本当に驚いた。

彼も似たように感じたという。

今後はヨーロッパ、北米、南米に行く予定だといい、ダンサーでもある彼は路上でダンスパフォーマンスをやって旅費の足しにしていくのだという。

明日セネガルを発ちスペインに行くとのこと。

スペインでは早速ダンスパフォーマンスをやってお金を稼いで行くらしい。
「気をつけて、良い旅を!」

4/29(水)

朝食後、引っ越しに備えて、部屋の荷物の整理を始めた。
意外にも荷物が増えていて、部屋はごちゃごちゃに(笑)

今日は3分の1程の荷物を新居に運ぶ。
また、新居はかなり汚れている為、そのまま掃除。

さすがセネガル。アパートの床の砂の量が半端ではない。
箒で砂を掃いても「キリがないのでは?」と思うほど。

なんとかある程度まで綺麗にして、魚市場へ。
今日は試しにカツオを買ってみた。

帰宅後、カツオを捌き煮付けにしてみた。
すると、意外にもこれが美味しい。

カツオって日本ではタタキや刺し身ぐらいでしか食べないけれど普通に美味しかった。
そもそも僕自身カツオを捌くのも初めての経験だ。

「カツオの煮付け」なんて聞いたことないけれど、これも意外にアリかもしれない。
まぁ多分和心では出さないだろうが。。(笑)

4/30(木)

朝食後、荷物整理をする。
ある程度の荷物をダンボールに入れることが出来た。

昼前に妻と息子とダカール中心部へ出発。
今日は先日の約束通り、韓国人の友人に日本食レストランに招待してもらった。

が、、、今日は道が半端なく渋滞している。
月末だからなのか、明日が祝日だからなのか、とにかく物凄い。

約束の時間を30分程遅れてしまい到着。
すると、彼も今日は渋滞が凄かったと言っていた。

さて、話を日本食に。
今日の「Fuji」という日本食レストラン。

ダカールには寿司屋を含めて日本食レストランが6~7店舗あるが、このFujiはその中でも一番の高級日本食レストランだ。

店内に入ってまず驚いたのが客層。
ヨーロッパ人1組とセネガル人2組。合計6人。

アジア人ばかりかと思っていたのだが、これには驚いた。

そして内装は日本らしい物があり、ソファー席は日本のファミレスのようだ。

メニューを見るとどれも高い!

色々と食べてみることにし、ランチタイム限定の「BENTO(弁当)」と刺し身の盛り合わせを注文。
ドリンクはビールを1杯ずつ。

すぐにドリンクが運ばれてきた。
セネガルビールに冷えたグラス。

やはりこの辺りはさすがで、サービスも良い。
目があったスタッフが軽く会釈をしてくる辺りは、さながら日本の居酒屋のようだ。

15分後、弁当が運ばれてきた。

白米、カニサラダ、カリフォルニアロール、鶏の炭火焼き(まぐろの炭火焼き)。
お値段は9,000CFA(1,800円)

ランチタイム限定というだけあり、一番リーズナブルなメニューだ。
隣のヨーロッパ人も注文していたことから、人気メニューのようだ。

いざ、実食!!

旨い!美味しい!のだが、、、。

なんというか感動はなかった。
言ってみれば「普通に美味しい」。

続いて刺し身。

こちらも、久しぶりに寿司を食べたこともあり美味しい!
スシローなどの100円回転すしより質が高い。

ただ、こちらは20,000CFA(4,000円)とありえない位高く、「こんなの誰が頼むのだ?」と思うほどだ。
だが実際はこれ程の高額メニューでもお金持ちのセネガル人や欧米人などが当たり前のように注文しているようだ。

面白かったのは友人の反応。
韓国人は味に関して、厳しいのか。

「ん~あまり美味しくないなぁ~。」と言っていて、
「というか、この前作ってくれた日本食の方が全然美味しかったよ。」と言っていた。

「ただ、見た目はこっちの方がかなりいいね。きっとセネガル人は見た目がカワイイものが好きなのだろうね。」と。

実際、そうなのだろうと思う。
日本食の味が想像もできない人達からすると、まず大切なのは見た目だ。

Fujiの料理の見栄えは実際かなり良く、日本の居酒屋などよりも優っている。
「この辺りは上手く見せなければ・・・。」

全部食べ終えると、おしぼりと食後の緑茶を持ってきてくれた。
スタッフは「中国茶ではなく日本のお茶です」と言っていたが、明らかに味が中国茶だった(笑)

お会計は、なんと65,000CFA(13,000円)!!
見てびっくり、ほぼ我が家の1ヶ月の食費と同じだ(笑)

今日は韓国人の友人にご馳走になった。

「俺は韓国の会社から雇われているから気にするな。というか経費で落ちるし。」とホントなんだが、嘘なんだか有り難いことを言ってくれた。

帰りにパン屋さんやスーパーに寄って帰宅。
昼食が遅かったこともあり、夕食は軽めに野菜炒めにした。

夜も明日に備えて少し荷物の整理。

5/1(金)

起床後、明日の引っ越しの備えて相変わらず荷物の整理。
近所の人達に明日引っ越すので挨拶をしに行ったり。

昼過ぎから、日本人の方とお会いするために街中へ。

その方はセネガルの地方にソーラーパネルなどを販売したりしている方で既に購入実績もあるらしい。

セネガル含め西アフリカの農村部はまだまだ電気が通っていない地域が多いので、面白いビジネスだと思う。

また、パートナーのセネガル人の方は日本語がペラペラで、アフリカ事情を色々と教えてもらった。
そして、重大な事実に気づいた。

セネガルはイスラム教徒が90%以上を占めているので、基本的にはアルコール類には厳しい。

日本食に使う料理酒もダメなんだそうだ。

料理酒は火にかければアルコールも飛ぶし、問題無いと思っていたのだが、それは大問題だという。
危ない危ない。。。かなり貴重な情報を教えてもらえた。

帰宅後、荷物の一部を新しいアパートへ運ぶ。
タクシーがパンパンになるぐらい荷物を積める。

明日引っ越しとうことで改めて新しいアパートを掃除する。
帰りはすっかり夜になり、食事をして就寝。

5/2(土)

さて、今日はいよいよ引越し日。
部屋の中は大分荷物が減ったが、最後の荷物整理をする。

引っ越しするに辺り、使った分の電気代と水道代を支払うため、使用量をチェック。
電気会社・水道会社に申請すれば、自分たちが使った分だけ支払うことができるらしい。

タクシーが来て、最後の荷物を詰め込む。
マットレスが大きくて、もう本当に無理やり押し込んでなんとか入った。

アパートの管理人さんにお礼を言って、新しいアパートへ。
荷物を運び、家具の配置を決めて、買い出しに行き、夕食作り。

引っ越しは何かとバタバタするもんだな~と実感(笑)

さて、まだ引っ越して1日目だが、かなり良い!

まず、風通しが良いので、涼しい。
そして蚊が少ない。

日当たりが良いので日中は電気を付ける必要がない。
水の出が良い。
などなど。

ホントに良いアパートが見つかったもんだ。

まだまだ慣れないが、まぁすぐに慣れるだろう。
既に息子はすっかり慣れてしまい夕食後、いつもと同じように爆睡している。

5/3(日)

起床後、朝食を買いに行く。
新しいアパートなので、近所も散策してみることに。

新しいアパートのキッチン

すると、朝食を出している屋台やパン屋さんなどがあった。
パン屋さんでは焼きたてのパンも売っていて、これは楽しみだ。

その後、市場に買い物に行こうと外に出た瞬間、友人から電話が。
「今日は一緒に昼ご飯を食べる約束だったろう。」と。

「ごめん!完全に忘れてた!!!」と急いで準備をして、妻と息子を連れて出発。
友人宅へ行くと、お昼ご飯を用意してくれていた。

また、ベナン人の彼はキリスト教なので、お酒が飲める。
ワインやウイスキーを沢山用意してくれていて、昼間から美味しい料理とお酒を楽しむ。

僕はお酒に強くないし、セネガルでも全然飲んでいないのだが、彼はいきなりウイスキーのストレートを飲み、ワインもガブガブ飲んでいる。

彼曰く、ベナン人は酒に強い人がほとんどらしく、みんな物凄い量を飲むらしい。
僕は全くついていけずちびちびと飲んでいたら、「沢山飲めよ!」と注意された(笑)

彼はマリ人の奥さんと結婚をしていて3歳の息子がいる。
今日は奥さんの友達のセネガル人もいることで、何やら多国籍な家族での食事だ。

セネガルに来てこういう経験は初めてで僕もすごい楽しかったし、妻や息子も楽しそうにしていた。

特に息子は、おもちゃを貸してもらいひたすら遊んでいる。
人見知りも大分なくなってきたように思う。

帰りに魚を買って、夕飯はアジの刺し身と蒲焼きに。

蒲焼きは初めてだけど、これは美味しい。
思わずうなぎかと思ってしまった程だ。

食後は眠くなってしまい、21時前だというのに、今日はもう就寝(笑)

2.今週のアフリカ

セネガルはイスラム教なので、アルコールの摂取は基本的には禁止されている。
そのため、料理酒なども料理に加えてはならない。

この事は上記でも書いた。
それに加えて、セネガルではアルコールを販売するのに資格が必要で、その資格を取るのは中々難しい。

しかし、同じ西アフリカでもベナンやガーナ、ナイジェリアなどのキリスト教徒が多い国では、アルコール販売には資格は要らないし、料理酒を使った料理も何ら問題はないのだという。

そうやって考えると、セネガルにある日本食料理屋が料理酒を使わない寿司屋が多いことが理解できる。
セネガルで寿司以外の日本食料理屋を開業するのも難しいように見える。

しかし、僕はそう思わない。
なぜなら僕たちは日本人だからだ。

日本人であれば、料理酒やみりんを使わなくても、美味しい日本食が作れる。
醤油の分量を微妙に変えて、酒の代わりに少しの水を加えても良い。

ただし、こういった日本食の微妙なさじ加減は、日本人もしくは日本で修行を積んだ料理人以外は難しいだろう。
そういう観点からも逆にチャンスだと思う。

また、もしセネガルで開業が出来れば、ベナンやガーナなどの他の国で2店舗目、3店舗目をチャレンジする際に開業が楽だと感じられるかもしれない。

3. 1歳息子のアフリカ物語

今週から住み始めた新しいアパートでも、息子は全く気にしない様子。
夜はぐっすり寝るし、昼間も楽しそうにしている。

また、息子の人見知りが少し落ち着いてきたように感じる。
家に遊びに来てくれた、2人の友人にもかなり心を許しているようだった。

友人宅に遊びに行った時ですら、すぐに友人の息子と打ち解けていて、終始楽しそうだった。

1歳7ヶ月になり、少しは成長したのだろうか?
セネガル生活も2ヶ月が経ち、セネガルに慣れてきたのだろうか?

セネガルに来る前は色々と心配もしていたが、楽しそうにしているしセネガルで一緒に生活出来て、本当に良かったと感じている。

4. なんでも!「Q&A」

今週はR・Mさんからご質問をいただきました。
R・Mさんは、現在ある団体のプログラムでダカールに住まれているとのことです。
R・Mさん、ありがとうございます!

「セネガルで作れる日本食レシピを教えてもらえないでしょうか?特に鯛のお吸い物を教えてほしいです!」

それに対し、

「和心の正確なレシピを教えることはできませんが、基本的には日本と同じように作ることができます。
鯛の吸い物は鯛の出汁と生姜、にんにく、に塩と醤油で味付けをすれば完成です。
ダカールの中国人市場などに行けば、日本の醤油なども売っているので、行かれてみてはいかがでしょうか。」

皆様からの沢山のお便りをお待ちしておりますので、
気軽にご連絡お待ちしています。

5. 編集後記

今週はアパートの引っ越しがメインイベントでした。
でもやっと新居での生活が落ち着いてきたように思います。

これから冷蔵庫などの大型家電も買います。
その後は遂に弁当販売を始めます。

ゴールデンウィーク開け頃にスタート予定です。
少しずつではありますが、やっと和心が始まりそうです。

6.2018年の原田の感想

弁当販売の資格が思っていたよりもあっけなく簡単に取れたり、レストランFujiがバカ高くて「これ誰が来るんだ?」と思ってたら続々とお客さん来てたの懐かしい(笑)

そして新しいアパートに無事に住み始めることが出来て、一安心。

まぁこれからこのアパートでも色々とひと悶着あるんだけど、家自体は快適に過ごせるし、これから来る小林と斎藤との5人での生活も懐かしい。

なんかこの頃って本当に前だけを見ていて、でも売り上げが全く上がっていない状況で貯金額が日々どんどん減っていく状況を見て怖くなったりもしてたな。

でもね、多分この時のことは、妻とは一生語り合っていくんだろうな。って思う。
「あんなこともあったな~こんなこともあったな~」みたいな。それだけネタだらけ(笑)

でも大変だったけど、今思えば本当に楽しい期間でした。

これからもそういう気持ちでいなければとこのブログを編集していて思ったりしました。

おしまい。

About

セネガル日本人宿・食堂「和心」の原田です。 セネガルの首都ダカールで日本食料理屋とゲストハウスを経営しています。 アフリカの地で一緒に働くインターン生も募集中!

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