1歳の息子をアフリカで子育てして感じた3つのメリットとデメリット

アフリカ子育て

私は現在、妻と6歳の息子と3人でセネガルの首都ダカールで生活をしています。
息子は初めての海外生活ということで、始めはかなり色々と心配していました。

しかし、実際にセネガルに来てみると、ほとんどの心配が杞憂に終わりました。
家族でセネガルで生活をしていますが、全然問題なく生活できています。

本当に子どもというものは適応するのが早いです。
例えば、こっちの食べ物でもなんでも食べたがるし、現地の子どもたちともすぐに仲良くなる。

ということで、西アフリカセネガルの首都ダカールで子育てしていて感じたことを書いていきます。
その中には、セネガルで生活するメリットもあれば不便に感じることもありました。

※この記事は息子が1歳の時に書いた記事です。
アップし忘れており息子が6歳になった今アップさせていただきます。
一部時系列がおかしい箇所があるかもしれませんが、ご了承いただけたら嬉しいです。

アフリカで子育てするメリット

「アフリカで子育てをするのに、デメリットはともかく、メリットなんてあるの?」
と思われた方もいるかもしれません。

でも、メリットは沢山あります。


周りに気を遣う必要がない

子どもの割合が高いセネガルではどこに行っても子どもがいます。
私が今住んでるアパートにもほとんどの家庭に子どもが住んでいます。

なので、みんな子どもに関してとても寛大です。

例えば、息子が夜泣きしても「周りの家庭に迷惑かな?」と気を遣うことはありません。
まぁその分周りの家の子達も夜遅くまで騒いだりしていますが(笑)

でも、子どもがいる上でそれはかなり有り難いことです。
逆にこちらも周りの騒がしさに全く気になりません。

また、気を遣わないで言えば、母親同士のいわゆる「ママ友」的なことに気を遣う必要もありません。
そういう意味でも精神的に楽かもしれないですね。


現地の人がめちゃくちゃ親切

セネガル人って基本的にみんな凄く親切です。
そんでもって外国人に対しては更に親切になるんです。

そしてそして、赤ちゃんに対してはもう本当にこれでもか!ってぐらい親切です。

例えば、売店のおっちゃんがタダで水をくれたり、おばちゃんがお菓子をくれたり。
(こっちが「お金払うよ。」なんて申し訳なくて言えない程)

あと、レモンを1個買ったら何故か3個くれて「2個は赤ちゃんに」って。
いや、むしろ「商売としてそれ大丈夫なの?」ってぐらい優しいです(笑)

子育てをする上で、周りの人が優しいっていうのは物凄く助かります。

勝手に現地の子と友達になってる

これに関しては「さすがだなぁ〜」と思わずにはいられません。
知り合いの家に息子を連れて行くと、すぐに家の子と一緒に遊び始めます。
(セネガル家庭は大体どこの家も子どもがいます)

もう少し大きくなったら知り合いの家のお母さん達に「ちょっと見てて!」と気軽に預けられそうです。


アフリカで子育てするデメリット

続いて、セネガルで子育てをしていて不便だと感じたことです。
アフリカで子育てをすることは当然メリットだけではありません。


医療が最先端ではない

セネガルの病院は日本の最先端の医療技術と同等ではありません。

ダカールには外国人が受診できる病院がいくつかあります。
それでも大規模な手術となると、フランスなどに緊急輸送して手術を行う場合もあるそうです。
心筋梗塞など一刻を争う病気や交通事故などは特に注意が必要です。

しかし、普通の風邪や下痢などは全く問題ありません。

また、マラリアやデング熱は首都のダカールではそれ程流行していないので、あまり心配していません。
蚊帳の中で寝たり蚊取り線香を炊いたり、蚊に刺されないよう対策はしている程度で、予防薬の服用はダカールでは必要ありません。

水道水が飲めない

日本と違って水道水が飲めません。
なので、ミネラルウォーターを買って飲んでいます。

セネガルのミネラルウォーターは10Lで約200円です。
また、料理に使う水は普通に水道水を使っていますが、今のところ息子も私達も、特にお腹を壊したり、体調を崩したりしていません。

水道水が飲める国は世界でも限られていると聞くと、やはり日本は凄いな〜と思います。

外食の際に子供用メニューがない

セネガル料理って基本なんでも辛いです。
激辛!というわけではないのですが、子どもが食べるにはちょっときつい。
(セネガルの子はそれでも普通に食べていますが笑)

なので、息子の食事は毎回自炊しています。
外食の際に小さい子どもでも食べられるようなレストランがあったらいいな〜って思います。


まとめ

アフリカでの生活は決してサバイバルではありません(笑)
意外と拍子抜けするぐらい普通に生活できてしまいます。

食事面に関しては、セネガルにも日本米に似た美味しい米はありますし、自炊すれば日本の味を出すことができます。
粉ミルクもちゃんとあるし、子どもが好きそうなお菓子もあります。

また、紙おむつはパンパースが売っています。
パンパースは他のオムツの2倍以上するので、我が家では使っていませんが・・。

(あ、紙おむつに関しては西アフリカにはパンツ型がなく全てテープ型です。妻も始めは苦労していました、徐々に慣れていったようです。)

今後息子が、幼稚園、小学校、中学校に上がるにつれて、もしかしたら新たな問題が出てくるかもしれません。
インターナショナルスクールに行くのか、現地の学校に行くのか。
日本語はどうするのか。などなど。

ただ、それでもセネガル含めアフリカでももちろん子どもは育っています。
環境だって悪くないと思っています。

また、こっちにいると健康の有り難みが日本にいる時以上に感じます。

もし、健康でなければ息子をアフリカに連れてくることすら出来なかったでしょう。
こうやって現地のこと一緒に遊んだ夜も風邪を引かずに元気でいる息子には僕自身感謝しています。

アフリカでの子育ては、一般的には大変なことなのかもしれませんが、僕たちはそれを全然感じていないですし、むしろ楽しく毎日を過ごしています。

この記事を書いた人
原田 翔太

日本食堂「大和」「和心」代表。
2児の父/ダカールTV/セネガル起業12年目
2015年からセネガルの首都ダカールに家族で移住しています。

セネガル日本食堂「和心」2017年4月グランドオープン。
2号店レストラン「大和」2024年2月プレオープン。
※大和は週3日木~土曜日のディナー営業のみのプレオープン中です。(2024年3月現在)

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