名前:ノリミさん
期間:1か月(2017年2月22日〜3月21日)
職業:大学2年生
関西の大学でデザインを学んでいるノリミさん。
昔からアフリカに興味があり「いつかアフリカへ行ってみたい!」と強く思っていたそうです。
セネガルではデザインのセンスを活かしてレストランの内装や屋上の共有スペースに絵を描いてくれたり、レストランのメニューを作ったり
デザイン業務全般を引き受けてくれました。
また、セネガル滞在中に休学が決定して、2017年は色んな国に行ったりするそうです。
セネガルに来て色んな人たちに出会って刺激を受けているように思いました。
下記ノリミさんの体験談です。
Q.なぜアフリカでのインターンシップに参加されようと思ったんですか?
A.小さい頃から理由もなくアフリカに行って見たくて、行ったら何に惹かれているのか分かると思って大学生になったので行ってみよう!と思い遂に踏み出すことにしました。
でも海外に慣れているわけでもなく、更には言語が日本語以外話せない私は1人では現地に着いても途方にくれるだけだと思い困っていました。
そんな時たまたま和心のインターンを見つけて、セネガルのことを詳しく調べるわけでも、原田さんのブログを漁るわけでもなく、とりあけず原田さんに連絡してみて、気付いたらセネガルにいました!
ツアーなどでも行けるかもしれませんが、色々調べていて初めてピンと来たのが和心のインターンだったので即決定しました。
Q.インターン生としてどのような活動をされていましたか?
A.一言で言うと、好きなことやりたいことばかりやっていました!
セネガルに着くまで、何が和心の為に出来るかも分からず曖昧なままインターンが開始したのですが、芸術大学に通っていて、絵を描いたりモノを作るのが好きという話をスタッフの皆さんにしたら、屋上の壁に絵を描いてよ!メニューのデザインしてよ!内装のデザイン手伝ってよ!と色々したいことを提案してくれたので、それに取り組んでいたと言う感じです。
ここにこんな絵や文字やモノが欲しいという和心のスタッフの方がいて、私がそれを形にするというイメージです。
ひとつのお店を作り上げて行く中で、自分のアイデアや創造したものが関わっていたのを目の前で見られたので喜びはとても大きかったです。
あとはふらっと買い物や観光に出かけたり散歩していたりと、毎日充実して過ごしていました!
Q.セネガルに来て良かったと思ったことはありますか?またそれはどんな時ですか?
A.滞在中毎日来て良かった!と思っていました。2日目くらいで帰りたくないと思ってましたし、日本に帰国後もずっとセネガルに帰りたかったです!
初めて見るアフリカの光景や、テキスタイルやお店や食べ物全て新鮮なものを感じる度に来て良かったと感じていました。
後はセネガルで出会った日本人の方達に出会えたことも来て良かったと感じる要素です。
和心の方はもちろん、ゲストハウスで出会った旅人の方や現地で活動している協力隊の方など、意志を持ってセネガルにいる人たちばかりで全ての出会いが刺激的でした!!
Q.インターンに来られる前に不安だったことはありますか?
A.とにかくアフリカに行ってみたくて、楽しみしかなかったので、大きな不安は特になかったです。
唯一思い出せると言えば、日本から出発だったのですが、トランジットがパリで23時間あったので一度フランスに入国することにしていました。
その際預けた荷物がダカールまで届かないという予感が出国の1週間ほど前から何となくしていました。ただの勘ですが…
そしてパリを観光していざダカールに着くと、案の定ローストバッゲージしました!勘が大当たり。
いきなりのハプニングでしたが、原田さんが空港で待っていてくれて、会った瞬間そんな不安は吹き飛びましたね。
「よくあるみたいです〜ハハハ〜」「明日電話してみるよ〜」って感じだったので。笑
Q.インターンを通じて成長したこと、影響されたこと
A.やりたいことを思いっきりやる!ってことです。
簡単なことかもしれませんが、やりたいって気持ちに正直になることを楽しんでる人たちに囲まれた環境だったので、
インターン中に出会った人たちは自由でポジティブで素敵な方たちでした。そしてこの経験は、日本に帰ってからの生活や将来のことにとても影響を与えました。
将来のことも自分のこともモヤモヤした時期だからこそアフリカに行ったら何か分かる!と思っていたので、本当にスッキリした感じで帰れたのはとても良かったです。
Q.インターン期間中の一番の思い出は何ですか?
A.多すぎて選べませんが、1人でゴレ島という観光地に出掛けたことかもしれません。半日で帰る予定が、楽しすぎて丸一日いて帰った時にはみんなにとても心配されていました。笑
1人で観光といっても、ゴレ島に着いたらすぐに1人のセネガル人と仲良くなり、一緒に絵を描いたり、島や自宅を案内してくれたり、家族でご飯を食べるからおいでと言われ、初めて会うセネガル人15人くらいと、手掴みかでご飯を食べたりと、たくさんのセネガル人の温かさを感じられたのがとても良かったです。
そのセネガル人はアーティストだったのですが、商品である自分の作品の絵を別れ際にプレゼントしてくれました。
ボディーランゲージだけでここまで楽しめたのですから、忘れられるはずがないのです。
Q.これからインターンシップに来られる方にメッセージをお願いします。
A.アフリカに興味がある人、お店の立ち上げに関わりたい人、1人では不安な人など様々な方にとって、このインターンは充実したものになると思います。
日本語しか話せなくても、何ができるか分からない私でも、現地に着けば頼れる人たちとやりたいことが見つかる環境が待っていてくれてたので。
たったの1ヶ月でも家族のように接してくれて、私も家族のように思っているので、そんな和心の方達に会いたいという一心でも、動機は何だって構わないと思います!
私は和心が有名になったときに、「ここで20歳の時インターンしとってん」と周りに自慢するのが想像するだけで楽しみです。笑
原田から感謝を込めて
セネガルに来る前、一番最初にスカイプで「私日本語以外の言語が全く喋れないんですが大丈夫ですか!?」と聞かれたことがすごく印象に残っています。
もちろんその問いには「語学の事は全然気にしなくて大丈夫ですよ!」と返答しました。
というのも私自身も語学はさっぱりダメなのでそこは人の力を借りてなんとかやれればいいかなと思っているからです。
といっても関西出身の彼女は日本語でのコミュニケーション能力が高かったので、身振り手振りでセネガル人ともコミュニケーションを取っていましたが(笑)
そんな20歳の女子大生ノリは和心の内装全般を手伝ってくれました。
ゲストハウスの共有スペースである屋上にアフリカの絵を描いてくれたり、内装の書道作品を描いてくれたり。
あとはA4用紙に手書きで宿泊のお客様用の注意事項的なものを描いてくれたり。
ノリが帰ったあとの和心にも沢山ノリが作ってくれた作品があってみんな喜んでいます(笑)
和心のインターン生としては12人目だったのですが、とにかく行動力があってすぐに一人で色んな所に行ったり、20歳の女子大生だけど、
男前の性格も持ち合わせて本当に素晴らしい人間だと思いました。
僕らスタッフがイメージしたことをどんどん具現化してくれたので助かったし、何よりもいてくれるだけで宿泊のお客さんも楽しませたりと、周りを元気にするオーラを纏った子だなと思いました。
これからは大学を休学して何をするのか、セネガルに来て選択肢も色々と増えたようなので、若い今でこそ色んな経験を積んで欲しいなと親心的には思ったりします。
本当に今後が楽しみです。
改めて1か月間セネガルに、和心にインターンに来てくれてありがとう!