2017年4月28日(金)に日本食堂「和心」がグランドオープンしました。
場所はセネガルの首都ダカールのOUAKAMワカム地区です。
(詳細の地図はこちら⇒https://goo.gl/maps/ncq6Vr1fchM2)
開業にするに当たり手助けしてくださった方々、日頃のお客様、本当にありがとうございます。
皆様のお陰でなんとかセネガルで開業することができました。
長文になりますが、開業までの過程を少し書いていきたいと思います。
「セネガルに着いてから3か月で開業する!」と豪語して、日本を出たのが2015年1月。
そうです。3ヵ月で開業するつもりが2年と3ヵ月も掛かりました。
でもこの2年3ヵ月は自分にとっても和心という組織にとっても本当に大切な期間だったと思います。
それはセネガルで僕ら(和心)の事を必要としてくれる方が少しでもいることを実感できたからです。
お弁当を始めて毎週の様に注文してくださる方がいたり
うちのゲストハウスの事を「世界一のゲストハウス!」と言ってくれる方がいたり
プレオープンをして、「これが本当の日本食だ!ダカールで食べられるなんて最高!」と言ってくれる方がいたり
そういう声をいただけたお陰でなんとかここまでやってこれたように思います。
出発前から「セネガルで一番言われたら辛いことはなんだろう?」と考えていました。
その答えは多分セネガル人から「お前らなんかいらねぇよ!この国から出ていけ!」と言われることです。
でも、そうではなかった。
それであれば頑張っていけると常々思っていました。
本当に幸せ者だと思います。
でもそんな優しいセネガル人達にはまだまだ還元できていないので、これからスタッフ始め少しずつ返していけたらと思っています。
そして、無事にグランドオープンが出来たのは、全くもって僕の力ではありません。
店舗の内装は全て小林がやったし、料理のメニューはほとんど全て妻が考えました。
斎藤は自分の仕事があるにも関わらずいつも積極的に手伝ってくれたし、セネガル人スタッフにも助けてもらいました。
僕は・・・何やってたっけ?(笑)
そして今まで来てくれた14人のインターン生達には本当に助けられました。
レストランの資格やビザの取得について一緒に役所を回ったり、レストラン物件の契約をしてくれたり、
今後来てくれるインターン生について一緒に考えてくれたり、書道のプロが作品を作ってくれたり、
現地人向けのメニューを一生懸命考えてくれたり、グランドオープン後のメニューを一緒に考えて試作を作ってくれたり、
プレオープンまでの道のりを筋立ててくれたり、プレオープンのチラシや内装をやってくれたり、
セネガルの布でユニフォームの作務衣を作ってくれたり、ゲストハウスのお客さんが快適に過ごせるように考えてくれたり、
魚の皮を剥くのがやたらと上手く教えてくれたり、メニューや屋上のデザインをやってくれたり、
全般業務をやりつつ2店舗目をもう動き出してくれたり、チラシの鶴を300羽折って営業をしてくれたり。
みんな初めてのアフリカで、右も左もわからないセネガルで、言葉もわからないけれど頑張ってくれていました。
僕らにとってみんな本当に宝物です。
組織として良いのか悪いのかわからんけど、僕はみんなの事を息子や娘の様に思ってしまいます。
おっと、3歳の方の息子の事を忘れていましたw
いつもみんなに笑いと癒しを与え、雰囲気が良かったのは息子の存在も大きかったように思います。
色々と書きましたが、もちろんこれがゴールではなくこれからが本当のスタートです。
和心のテーマの一つでもある「アフリカで一番日本を感じられる空間」を目指して、沢山の方たちに喜んでもらえるような店づくりにしていきたいと思います。
ということで、是非皆様これからもよろしくお願いいたします。
日本食堂「和心」原田