セネガルで一番有名なスポーツをご存知でしょうか?
これはもう圧倒的にセネガル相撲です。
セネガル相撲以外にもセネガル人はサッカーやバスケットも大好きです。
特にサッカーは2002年日韓ワールドカップの時にセネガルチームは大躍進しました。
まず開幕戦で元植民地支配されていたフランスに快勝し、その後も勢いはとどまらずベスト8まで駒を進めていました。
またバスケットのセネガルでは人気のスポーツです。
日本の高校や大学にもセネガル人学生がバスケット留学している生徒もいる程です。
以前セネガル人のバスケ留学していた生徒の年齢詐称が発覚したことがありましたが(笑)
それは23歳の青年が高校生と偽り、高校にバスケ留学していたんです。
まぁそれはさておき、そんなセネガルの人気スポーツであるサッカーとバスケを圧倒的に凌駕するのがセネガル相撲なんです。
セネガル相撲の大事な試合がある日は、近所から歓声やら悲鳴やらが聞こえてくるほどです。
何がすごいって老若男女問わずみんなが観ている事。
「日本の相撲人気復活のカギはセネガル相撲が握っているのでは?」と以前本気で思ったことがありました。
そんなセネガル相撲ですが、やっとこの間観戦をしてきたのでその様子を写真を交えてお伝えできたらと思います。
ちなみにセネガル相撲のルールは僕は今でもよくわからないので、詳細は下記をご覧ください。
⇒セネガル相撲
まぁ簡単に言うと、先に身体が付いた方が負けです。
でもセネガル相撲のルールは日本の相撲ともまた少し違った感じです。
まず、セネガル相撲の大会は基本的にサッカースタジアムで行われます。
スタジアムには長蛇の列が。
チケットを買ってスタジアムの中に入ります。
ちなみにこの日の観戦は僕と3歳の息子とスタッフの斎藤とインターン生ヒビキの男4人組で行きました。
特にインターン生のヒビキはスポーツが大好きでセネガル相撲を観戦するのをずっと楽しみにしていました。
チケットは1枚3,000CFA(約600円)。
料金は大会によって多少変わるそうです。
スタジアムの中に入ると意外にも空席が目立ち、というかほとんど空席である。
ちなみに今は15時前。
15時頃からスタートと聞いていたので、もっとお客さんが入っていると思ったら以外に少ない。
「あれ?もしかしてセネガル相撲意外と人気ない?」
まぁでもセネガル人の事だから時間ぎりぎりになって一気にみんな来るだろう。と思っていた。
しかし、、、。
観客は少しずつ入ってきてはいるが、肝心の試合が待てども待てども始まらない。
選手以外の人が太鼓やダンスで余興をしたり、選手らしき人も何やら良くわからないことをやっているのだが、試合が始まる気配が全くない。
もう疲れてしまって僕も息子も途中昼寝をしてしまいました(笑)
すると17時頃になるとやっと1試合目がスタート。
試合が始まってものの数十秒。
片方の選手が走り回って喜んでいる。
どうやらその選手が試合に勝ったそうだけど、正直よくわからない(笑)
また負けた選手は尋常ではないぐらいショックを受けていたようで一人では立ち上がれないほどでした。
セネガル相撲の大会は色々な地区で予選が行われ、その地区の代表が大会に出るのが一般的なようです。
中には村の代表として今回の試合に臨んだ選手もいるはず。
村の期待を一身に背負って大会に臨んで負けてしまったというのは、相当ショックが大きかったのだと思います。
その後も試合はどんどんと行われていきましたが、相変わらずルールがよくわからない(笑)
それに試合している場所が遠いのでモニターがないとよく見えないんです。
目が良いセネガル人なら別かもしれませんが、「なんか遠くでやってるなー」って感じでした。
僕らはその後の用事があったので19時には帰宅。
その後も試合が行われていましたが、20時頃には全ての試合が終了するとのことでした。
実際にセネガル相撲に行ってみましたが、僕のお勧めは、
・セネガル相撲に詳しい人と一緒に行く
・セネガル人と一緒に行く
・事前にルールを勉強してから行く
・始まる時間は大分遅れるから遅めに行く
・可能であれば贔屓の選手を決めておく
です。
本当にセネガル相撲の知識がない僕らは結局最後までよくわからないままでしたので。
でも雰囲気は楽しかったので、もしまた機会があればまた行けたらと思います。