【平和なセネガルへ】セネガル全土での大規模デモ収束までの一連の流れ

セネガル 平和 アフリカ情報

こんにちは!

セネガルの大規模デモに進展があったので書かせていただきました。

結論から言うと、デモは無事に収束し平和なセネガルが戻ってきました。
本当に良かった。。。

今回の記事ではデモが収束した経緯を書いていきたいと思います。

セネガルで大規模デモが起こった経緯はこちら→【デモ激化】セネガルで市民が暴徒化しスーパーマーケット放火 死者6名超

下記はデモ前日に撮影した動画です。この時は近所を外出するのも緊張していました。

セネガル大規模デモの結末

当初、デモ主催団体のM2Dは3月8日~10日の3日間に掛けて、セネガル国民にデモ参加を呼び掛けておりました。

アフリカ デモ

その前の週に複数のスーパーマーケットが放火されたりなどかなり大規模なデモが行われていたので、この3日間は更に大規模なデモが起こるのではないかと噂されていました。

大規模デモ実施前日の日曜日、撮影も兼ねてスーパーマーケットに行ったらビックリ。
店内のほとんどの商品が売り切れでした。

どうやら外国人コミュニティでは2週間分の食料の確保を呼び掛けられており、どのスーパーマーケットでも買い溜めされていたそうです。

セネガルデモ前日のスーパー
また、近所のパン屋さんでも「月曜日以降は店を閉めるかもしれない。。。」と言っていたので、「これはいよいよ、本格的なデモが始まるぞ。。。」と思っていました。

しかし蓋を開けてみるとデモは極めて平和的で安全なデモが行われました。

そして、なんと当初予定されていた3日間の大規模デモは初日の月曜日のみで終結し、翌日以降はデモを実施しないと発表されました。

なぜデモが短縮されたのか?

デモが短縮された一番大きな理由、それは今回のデモでキーパーソンとなったソンコ党首の釈放です。

元々、国民から人気の政治家ソンコ党首は2024年の大統領選挙で当選の有力候補の一人とされていました。
なので、現大統領マッキー・サルからするとライバルになる訳です。

そんな国民から絶大の支持があるソンコ党首の逮捕により次回の大統領選挙に出馬させない様にマッキーサルが裏で糸を引いている。

事実はわかりませんが、多くのセネガル国民はそう思っていた様です。
しかし、デモの甲斐もありソンコ党首が釈放されました。

デモ隊の目的は国を混乱させる訳でも暴動を起こしたいわけではありません。
セネガルという自分たちの国の政治を独裁政治にするわけにはいかないと思っていました。

その為、ソンコ党首が釈放されれば基本的には大規模なデモを行う必要もありません。

恐らくですが、ソンコ党首はデモ団体に平和的にデモを行うよう促していたと思っています。
あくまでもソンコ党首が狙っているのは次の大統領選挙です。

そして、ソンコ党首が釈放されてすぐに、ついに姿を眩ませていた「あの方」が演説をします。

現セネガル大統領マッキー・サルの演説

3月8日月曜日に遂に現大統領マッキー・サルが演説を行いました。

内容は今回のデモについて言及するところから始まりました。
今回のデモで亡くなった方たちと家族へのお悔やみの言葉。

そして略奪行為や暴力行為への悲しさ。

そこからコロナウイルスへの話題に変わります。

コロナの被害による補填をする為、資金を援助する発言をし、完全に今回のデモの話から逸れていきます。

そして、遂にマッキー・サル大統領は外出禁止制限の緩和を発表します。

マッキー・サル大統領

デモについての演説のはずが…?

現在セネガルではコロナウイルス蔓延の為、夜21時~朝5時まで夜間外出制限がされています。

しかし、演説の終盤にマッキー・サル大統領は夜間外出制限の緩和(0時~5時)を発表したのです。

恐らく誰しもが思ったはずです。
「えっ?このタイミングで!?」と。

僕自身もそう思っていましたし、周りのセネガル人に聞いても同じような反応でした。

この辺、国民感情を操るのが上手いな、、というか、国民は夜間外出制限が緩和された事については少なからず喜んでいました。

もちろん、今回の独裁疑惑への疑念は晴れませんし、多くの国民は「何をこのタイミングで言っているんだ。。。」と呆れる人も多くいたようです。

その辺りを見ても、セネガル国民の現大統領への支持率の低さ、現政権への不満が伺えます。

セネガル国民の現政権への不満

今回のデモにあたり現政権への不満の声はかなり大きくなっていました。

また、コロナウイルスの夜間外出制限についても、セネガル国民はこれについて理解は示しているものの、少なからずストレスを抱えている人が多くいました。

その理由は夜に外出が出来ないというのもありますが、現セネガル政府がフランスと同じ対応をしている事も不満の大きな要因です。

現在フランスでもコロナの為の外出制限をしています。

その為、国民は「フランスがやったことをセネガルでもやるのか?感染者数はセネガルの方が全然少ないのに!?」という感情があったと思います。

うちのスタッフたちは「マッキー・サルはマクロンの息子だ!」とも言っていました。

なので、今回の夜間外出制限の緩和については「自分の人気取りの為の制限緩和だろう。」と思われても仕方ありません。

次回の大統領選挙は2024年に予定されていますが、現大統領はかなり厳しい戦いになるのではないかと予想されています。

平和なセネガルへ

大規模デモがキャンセルになり、火曜日からは平和なセネガルが戻ってきました。

僕自身も近所でセネガル人に今回のデモについて話を聞くと「もう大丈夫だ。もういつも通り平和なセネガルだよ。」という風に言われます。

地元の市場や役所なども普通に営業していますし、今回一番被害に遭ったスーパーマーケットのAuchanも数日中に営業を再開する事を発表しました。

また、一部の素晴らしい有志の方々により今回のデモの後片付け活動も始まりました。
デモが激しかった地域では道路が通れなくなるほどガレキなどが落ちているのを綺麗に掃除していたそうです。

ホントに素晴らしい活動です。

しかし、デモが完全に終わったといえばそんな事はありません。
デモ主催団体のM2Dは今週土曜日にセネガル国民に対しデモへの参加を呼び掛けています。

しかしこのデモはあくまでも「平和的なデモ」の呼びかけであり、極めて健全なデモになる可能性が高いです。

なので、ひとまずは安心しました。
今回のデモは僕自身セネガルで初めて経験する規模のデモとなりました。

今回のデモによる新しい学びがいくつもありました。

一夜にして良い方にも悪い方にも事態は急速に変わる可能性がある事、デモで政府への抗議は少なからずできる事、セネガル人はやはり平和を愛している事、etc…

僕自身も本当にいい勉強になりました。

ただ、もう今回のようなデモは勘弁してほしいですね。。。
これからもいつまでも平和なセネガルでいて欲しいものです。

最後に、今回の記事で不安に思わせてしまった方もいらっしゃったかもしれません。
セネガルが危険な国と思った方もいらっしゃったかもしれません。

ですが、実際は本当にそんな事はなく、もうホントにいつも通り普段の平和なセネガルです。

今はまだコロナウイルスにより旅行者の入国は制限されていますが、制限が解除されたら是非是非セネガルにいらしてください!

平和なセネガルを感じていただけると思います!
最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事を書いた人
原田 翔太

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アフリカ起業11年目。2015年からセネガルの首都ダカールに家族で移住しています。

2023年現在、首都ダカールでRestaurant Japonais wagokoro経営。
YouTube「ダカールTV」を不定期で配信中。

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