【子連れで満員電車】日本とアフリカの対応がここまで違う!

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最近日本では、満員電車でのベビーカーの乗り入れに関して色々と議論が行われているようですね。
僕は1歳半の息子をセネガルに連れてきていますが、セネガルではそんな事議論に起こりようがないと感じています。

子育てに寛容なアフリカ、そして子どもに優しいアフリカは、日本とどのように違うのでしょうか?
今回は日本とアフリカの子育ての違いを書いていきます。

セネガルのベビーカーの普及率

驚くかもしれません。
セネガルのベビーカーの普及率はほぼ0%です。

道路に砂が多いからとか、子どもが多いからとか、そもそもベビーカーを買うお金がないとか、その辺りは色々と理由があります。

では、どうやって赤ちゃんを外に連れて行くというと、当然「抱っこ」になるわけです。
抱っこ紐は日本にあるような高性能なものではなく、ただの布を巻きつけるだけのものになります。

ですが、満員のバスで子どもを抱っこしていても、周りの人達はとても親切にしてくれます。


満員電車・バスでの周りの反応

日本で子どもと一緒に電車やバス、飛行機に乗る際に何が一番心配かというと、
ダントツで「周りの迷惑にならないか」だと思います。

具体的には
①子どもが泣いてうるさくしないか?
➁ベビーカーが邪魔にならないか?

上記の2点です。
これはもうほぼ全てのお母さんお父さんが感じていると思います。

その点、日本に比べてセネガルでバスに乗る際に周りへの配慮はほとんど心配ありません。
なぜかというと、やはり周りの人の優しさや理解度が違うんです。

例えば、満員バスに乗った時に息子が泣き喚いて、心ない人に「おい!子どもの泣き声がうるさいぞ!」と言われても、他の乗客達が「お前の方がうるせぇんだよ!てめぇが降りろ!」と言ってくれたりします。
それでいて周りの乗客から「ごめんね。」とか「あいつは頭がおかしい。」と言ってくれたりします。

例えば日本だと、「ベビーカーで電車乗るぐらいならタクシー使えよ。」とか声に出さずとも思ったりしてる方もいそうですが、
やっぱりそうすると、子どもって増えないと思うんです。

少子化の日本で子どもが少ないのは、こういうちょっとした配慮も関係していると思います。
その点、よく言われることなんですが、アフリカでは子育てがしやすいです。


なぜ日本は子育てがし辛く、アフリカはし易いのか?

僕の持論ですが、これはもう圧倒的に「子どもに触れる機会があるかないか」の違いです。

セネガルって子ども割合が高いので、どこの家庭に行っても大体子どもがいます。
ちょっと日本では信じられない位です。

なので、大人と子どもが触れ合う機会が圧倒的に多い。
極端に言うと、国民のほぼ全員が親戚に小さい子どもがいると言っても過言ではありません。
そうすると、やはり周りの子連れの人に優しくなるんですね。

日本社会(特に都心部)は仕事に追われていたり、一時的に心に余裕がなくなりがちです。
それは物凄く理解できます。

でも日本人だって本当は子ども好きな人が多いでしょうし、ちょっとした環境の違いがこのような対応の違いを生んでいるだけだと思います。

日本の法律で電車でのベビーカーの乗車を認められても、それだけでは世のお母さんは安心して子育てはできません。
「アフリカのように」までとは言いませんが、何かもう少し子どもに優しい世の中になることで、日本の未来も明るくなるのでは?と感じています。

この記事を書いた人
原田 翔太

日本食堂「大和」「和心」代表。
2児の父/ダカールTV/セネガル起業12年目
2015年からセネガルの首都ダカールに家族で移住しています。

セネガル日本食堂「和心」2017年4月グランドオープン。
2号店レストラン「大和」2024年2月プレオープン。
※大和は週3日木~土曜日のディナー営業のみのプレオープン中です。(2024年3月現在)

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