2015年のセネガルでの自分自身を振り返ってみて

日本食堂「和心」

もうすぐ2015年も終わりですね。
2015年はほとんどセネガルにいました。
(1月31日に出国したので11ヶ月はセネガルでした。)

当初予定していた開業日よりも大分遅れてしまっています。
本来なら4月に開業しようと思っていたのがまだ開業出来てないですからね。

ですが、この11ヶ月で成長したのも事実です。
そんな事を踏まえてちょっと今年を振り返ってみようと思います。

上手くいかなかった点

2015年の目標は日本食堂「和心」の開業だったので、その目標が達成出来なかったことが一番の上手くいかなかったことです。

上手くいかなかった大きな要因の一つとして、開業する為には最低でも4ヶ月は掛かると判明しました。

レストランを開業するには3つの資格が必要だということもセネガルに来て初めて知りましたし、しかも物件を契約してからではないと資格の申請すら出来ないことには驚きました。

僕はそのことに結構躊躇してしまいました。
契約後3ヶ月は開業出来ないってことは、3ヶ月は売上なしの状態で家賃だけ支払わなければいけないということです。
しかも最低3ヶ月なので、セネガルでは4ヶ月、5ヶ月後になる可能性はかなり高いです。

もっと下調べをしていればもしかしたら年内の開業は出来たかなと思ってます。

しかし開業こそ2015年中に出来ませんでしたが、開業までの道のりが見えてきた事はセネガルに来る前とは大きく違います。

成長した点

まず、僕らは「そもそも開業出来るのか?」というところからのスタートでした。
外国人の僕がレストランを開業できるのかも怪しい状態だったんです。

いや、もっと言ったらビザの関係で「セネガルに3ヶ月以上滞在できるのか?」もわからない状態でした。
しかし実際にセネガルに来てみると、ビザの問題は意外と早い段階でクリア出来ました。

起業登記も早々にクリアでき、残すはレストラン資格の取得という状態が長い間続いていました。
(今もまだ続いています。)

また、食材も最低限はセネガルで揃うこともわかりました。
野菜は6〜8割方日本にあるものが揃うし、海の幸が新鮮で刺し身も食べられる事や、鶏肉も普通に売られている事もわかりました。

5月からはお弁当販売事業を開始しました。
はじめのうちは本当に試行錯誤しながらやっていました。

そんな中、お客様からのアドバイスを多数頂き、開始当初の7ヶ月前のお弁当に比べると今では献立など大分改善されたと思います。
本当に皆様の支えがあってここまで来ることが出来ました。

お弁当事業と平行してレストラン物件探しもやっていました。
オーナーさんとの交渉の中、悩んだ末に11月にレストラン物件を契約し、ゲストハウスを開業、インターンシップの受け入れを開始しました。

2015年中の開業は出来ませんでしたが、何もわからない手探りでの状態の中、開業までの道のりが見えてきたことは大きな収穫です。
本当に沢山の方からの助言を頂き、ここまで来ることができました。

2016年こそ開業の年に

さぁ、2016年こそ開業の年になります。
内装もようやく始まりあとは職人さんにお願いして、工事をやってもらいます。

メニューも8割方決まってきました。
残りの2割はヒアリングもしながら開業までにじっくり決めていきたいと思います。

ここからが本当の始まりです。

この記事を書いた人
原田 翔太

日本食堂「大和」「和心」代表。
2児の父/ダカールTV/セネガル起業12年目
2015年からセネガルの首都ダカールに家族で移住しています。

セネガル日本食堂「和心」2017年4月グランドオープン。
2号店レストラン「大和」2024年2月プレオープン。
※大和は週3日木~土曜日のディナー営業のみのプレオープン中です。(2024年3月現在)

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