【VOL.2】アフリカで家族・インターン生とのレストラン和心開業までの道inセネガル

こんにちは!

第2回目の和心開業への道のりです。
この頃はまだ僕と妻と息子の3人暮らし。

そしてまだ開業まで2年以上掛かるということは知らずにいました(笑)

今考えるとよくやってるな~という感じですww

1.日本食堂「和心」週間報告【2015年3月16日~】

2015年3月16日からの1週間の近況報告をさせていただきます。

今週は外国人登録証(VISA)の申請が完了しました。
このVISAは「取得不可能。」とまで言われたものなので、まずは無事に申請できて一安心。

この申請が通れば、セネガルでの滞在の事は気にしなくて良くなります。
セネガルに来る前は「もしビザが取れなかったら3ヵ月で日本に帰らなければいけないかもしれない。」と思っていたので、かなり気持ちの余裕で出てきました。

とはいえ、本当に取れて実物を見るまでは安心できない(キリッ
一応、3週間~1ヵ月後に手続きが終わるそうです。

2015年3月16日(月)

午前中に近所の警察署でNINEAという営業許可証をもらいに行くも「明日の朝9時までに来い。」と言われてしまい渋々引き返す。

その後市場を廻ったり今まで行ったことがない場所へ。

そんなことをしているとたまたま、携帯電話会社「TIGO」がキャンペーン(セネガルではプロモーショという)をやっているということで、プリペイドをチャージ。
セネガルではプリペイド携帯が一般的で(多分100%プリペイド)、通話料がなくなったらチャージをしていく。

今回のように10,000CFA(2000円)チャージで20,000CFA分通話可能といったプロモーションがある。

だがしかし、自分の携帯番号を間違ってしまい10,000CFA(2000円)を全然違う人の携帯にチャージしてしまった。

でも携帯会社の人が頑張ってくれて、なんとか無事に僕の10,000CFA分を取り戻してくれた(笑)

夜は息子が寝た後、久々に妻と映画「ALWAYS 三丁目の夕日」を観賞。

1958年頃が舞台のこの映画は人付き合いや街の活気など一部分は、なんとなーく現在のセネガルに近いものがあると思う。
セネガルの街を歩いていても「昔の日本はこんな感じだったのかな?」と思ったりする。

映画を観ながら「良い時代だなぁ〜。」なんて思いつつ、今自分はまさにそんな時代にいるというのが少し不思議に思った。

映画と同じように、ダカールはこれから益々発展してくるのだろうか。

2015年3月17日(火)

朝8時に家を出て、今日こそは昨日渋々帰されてしまった警察署にNINEAをもらいにいく。

セネガルの役所に書類を提出する際そのままオリジナルを提出するのではなく、オリジナルをコピーしたものを警察官サインをしてもらい、提出する場合がある。
(それをこっちでは「レガリゼ」と呼ぶ)

警察署に行くと「もしかして賄賂とか請求されるかな?」と思っていたが、そんな雰囲気は全くなく、しかもコピーも全て無料でしてくれた。

その後、マルシェカストーロというダカールでも最大級の市場へ。
今日は夕飯にアジフライの試作をするために、小アジ10匹(50円)を購入。
その他にも鯛4匹(50円)、海老10尾(60円)を購入した。

このように、ダカールでは、水産物がかなり安い。
逆に肉は魚に比べると少々高い。鶏肉モモ肉が1kg400〜500円程。

帰宅して、妻と料理の仕込みへ。
妻が淡々と鯛の味噌汁やポテトサラダ、きゅうりの漬物などを作っている姿を見るとかなり心強い。
僕と違って料理人の彼女は和心にはなくてはならない存在だ。

食事は日本人の友人2人をご招待。

ちなみにこちらではパン粉がないので、フランスパンをミキサーに掛けたもので代用。
日本だったらフランスパンを粉々にしてパン粉にするなんて、もったいなさすぎる!と思われるかもしれないが、セネガルではフランスパンが安いので、この方法が一番安く済むし、フランスパンはどこにでも売ってるので手っ取り早い。

今日作ったアジフライ、エビフライ、鯛の吸い物、ポテトサラダ、きゅうりの漬物など、中々美味しかった。

料理の開発は少しずつではあるが着々と進んでいる。
なんとなく、セネガルで手に入る調味料とかもわかるようになってきた。

今日はタルタルソースを作ったが、やはりウスターソースでも食べたいということになり、近々ウスターソースも作る予定だ。

2015年3月18日(水)

朝一でAPIXへ。
今日は外国人登録許可証(VISA)を申請する日だ。
約束通り9時にAPIXに到着すると、車に乗りなさいと言われる。

どうやら、この車に乗って役所をいくつか廻るそうだ。

僕の他にもスペイン人男性も同じく外国人登録許可証を取るらしく車に同乗した。
彼はスペインの建設会社に務めていてこちらで駐在員として来ているらしい。
ちなみに日本にも旅行で2週間行ったことがあるらしい。

和心の事を言ってみると「日本食は大好きだ!オープンしたら是非行かせてくれ!特に俺は餃子が好きだ!」と言われて嬉しい限り。
彼が来てくれる時にはなんとか餃子も用意しようと思う。

肝心の外国人登録許可証の方も無事に申請完了。
ちなみにこの資格を取るためには保証金として約30万CF(約6万円)を支払う必要がある。
とはいえ、保証金なので、帰国の際には返金される。

その後は、セネガル人の友人に会いに行く。
そうしたらなんとこれから日本人と一緒にご飯を食べるから一緒に来ないか?と言われる。

日本人の方は青年海外協力隊の小学校の先生だった。
1年9ヶ月の任期を終え、丁度明日帰る予定だという。

セネガルでの教育の事を聞いてみるとまだまだ問題が山積みらしい。

特に問題視されているのは言葉らしい。
セネガルでは一般的にウォロフ語という現地語が話される。(地方に行けばウォロフ以外の言語も話されているがダカールでは基本ウォロフ語。)

しかし、小学校に上がった途端にフランス語での授業が始まる。
ウォロフ語しかわからない子どもたちは、先生が何を言っているのか全くわからず、何も理解できない。当然だ。

その為先生は、まずはフランス語で授業をして、その後ウォロフ語でも説明するという場合が多いらしい。
なので授業の進みがかなり遅く、小学校4年生ぐらいまでは、勉強する場所というよりは保育園の様な感覚で、生徒たちはとてもまともに授業を受けられる体制ではないらしい。

もちろん、全ての学校がそうではないと思うが、多くの学校の現状は厳しいようだ。

そういう話を聞くと、自分の息子はやはり私立の学校やインターナショナルスクールに入れようかな。。と思ってしまう。

2015年3月19日(木)

今日は最近知り合ったセネガル人に、アフリカンバティックというアフリカの布を作ってる工場に連れて行ってもらった。
ダカール郊外にあるので、バスを乗り継ぎ友人と合流。

そこから更にタクシーで走ること10分。

到着した場所はアフリカの伝統の置物やアクセサリーなどが沢山作られている工場だった。
よくお土産物屋さんで売っているものも多く、街中のお土産屋さんはここで仕入れをしているのかもしれない。

ん?でもアフリカの布は一切作られていない。
それを伝えると、「なに?アフリカの布を見たいのか?」とこちらの要望が上手く伝わっていなかったようだ(笑)
何やら、僕がお土産物を買いに来たと思われてたらしい。

しかし、そこから、知り合いを辿りアフリカの布の工場に連れて行ってもらった。
大きい工場だと思っていたのっだが、予想に反して5人ほどでやっている小さな工場だった。

少しイメージとは違ったが、このような場所を知ることができて良かった。

その後はその知り合いの家に招待されて昼食をご馳走になった。
セネガル伝統のチェブジェンはやっぱり美味しい。

その後お茶などもご馳走になり、帰宅しようとすると、知り合いがバス停まで送ってくれるという。
その際に、「お金ちょうだい。お昼ごはんも出したんだし。」と。
こういうこと、セネガルではたま〜に言われる。

まぁ今日は一日お世話になったしということで、少しのお金を渡した。
その人は、家族の為にと言っていたが、まぁ自分で使う為に使うだろうな。

やっぱりこういうことがあると、ん~と思ってしまう。例えば、僕の友人やお客さんを彼に紹介したりはしないだろう。
まぁこれもセネガルの文化というか日常茶飯事ではあるので、仕方がないのだが、僕はまだお金を頂戴といわれることに対して抵抗があるのかもしれな。

その後は1人で魚市場に行った。

初めて来た魚市場だったが、ここは夕方に捕れた新鮮な魚が売っていると評判の魚市場だ。
確かに新鮮な魚が売られていたが、今日は特に買う予定もなかったのでそのまま帰宅。

2015年3月20日(金)

今日は、マルシェカストーロというダカールでも大きな市場へ。
いよいよ本日ウスターソースを作るということで必要な食材を購入。
ソースだけ作ってもしょうがないので、今日の夕飯はコロッケに。

帰宅後は和心のホームページの作成など。
やっと公開できました!
日本食堂「和心」公式ホームページ⇒http://wagokoro.info/

ホームページはまだまだこれから追記や改良をしていきます。
何かお気づきの点がございましたら、是非ご連絡いただけたら嬉しいです。

さて、夕飯のコロッケとウスターソース作りに入る。
ウスターソース、かなり旨い!

正直、日本の市販よりも美味しいかもしれない。
身体にも良いし、これは和心で出したら喜んで頂けるだろうな〜。
コロッケもアジフライの時よりも衣の乗りが良くできた感じ。

こうやってメニューに合わせて料理の試作をやっていくのはかなり楽しい作業。
次は何を試作しようかな?(笑)

2015年3月21日(土)

朝一で予定がキャンセルになり、突如予定がなくなる(笑)
昨日の続きのホームページ作成の続きをやったり、子どもと家で遊んだりと過ごした。

それにしても子どもの成長には驚くばかり。
セネガルに来た当初はセネガルの家でも落ち着かなかったが一日で慣れ、今では僕がほうきを持ちだして掃除をしていると、ちりとりを持ってくる(笑)

まだ、全然喋れないけど、「あー」とか「はい!」とかでも全然コミュニケーションが取れてきている。
海外での生活や子育てには、メリットもデメリットもあると思う。
でも家族と過ごせる時間は確実に長くなる。
日々成長している1歳の息子を見ていると、本当に楽しいし、幸せな気分になる。

さて、和心ホームページの方はちょこちょこ修正を加えた。
ただ、僕はコーディングが出来るわけではなく、サイト製作のプロフェッショナルではないので、少し時間が掛かってしまう。

でも和心のホームページは力を入れたいと思っていたし、ひとまずは満足のいくサイトが出来たかな。

夕方は息子と2人で近くのスーパーまで買い物へ。
鶏肉と米を購入。

今日は妻が鶏じゃがを作った。
こ、これは、旨い!

和心でおつまみとして出しても美味しいだろうし、弁当に入れても絶対に旨い!
セネガルの食材、調味料だけで、この味が出せるとは恐れいります。

2015年3月22日(日)

今日は家族でセネガル人の友人宅へ遊びに行く。
美味しいご飯もごちそうになった。

こちらの家庭は家族でレストランも経営しているだけあって料理がすごく美味しい!
普段はセネガル料理は食べられない息子も初めてのセネガル料理は気に入った様子だった。

食後に団欒をしていると、セネガル人のみんなが和心の出店場所についてみんなで話し合ってくれた。
遊びに来ていた親戚の一人が、良さ気な物件を知ってるらしく、今度紹介してくれるという。

おぉ!!これは嬉しいし、こういう繋がりすごく重要!

その後は市場に買い出しへ行き、帰宅。
夕飯はトマトパスタ。

そして、食後にあんこを作る。
あんこは手間はそれ程掛からないが、煮こむこと約2時間半。

美味しいあんこが出来た。
とてもセネガルの食材だけで作ったとは思えない味。

これで白玉あんみつとか作ったら美味しいだろうな〜なんて思いつつ、今日はもう遅いので就寝。

2. 1歳息子のアフリカ滞在記

すっかりセネガルでの生活に慣れてきた息子。

でも1歩外にでると全然歩きたがらず、すぐに抱っこしてくれと言う(笑)

興味深かったのは、人見知り度が少し増しているということ。
始めは見た目が違うし「セネガル人にだけ人見知りしているのかな?」と思っていたが、日本人にも思いっきり人見知りしていた。

あとここ最近の息子の食欲が凄まじい。

朝のフランスパンは大人と同じ量を平らげてしまう。
昼ごはんも白米をお茶碗一杯平気で食べる。
どこからくるんだ、この食欲は・・・。

んで、食べた分は出すということで、セネガルに来てから、一日3回しっかりとうんちも出ている様子です(笑)

お腹を壊しているわけでもなく、しっかりと硬いものが大量に・・・。
なんか最近、父親として息子が頼もしく思えます(笑)

3. 気になった記事

日本のメディアでも大きく取り上げられているISによるチュニジアでのテロ行為。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150324/k10010026051000.html

先日のマリの首都バマコでのレストラン襲撃事件もあったが、最近のISによるテロはあまりにも酷すぎる。

もちろん、セネガルにも入ってきているニュースだが、セネガル人の反応は、まるで遠い国での出来事を語っているようだった。

セネガルはイスラム教徒の割合が9割以上だが、ISのイスラム教とは指導者も思想も全く違う。
セネガル人も「あいつらはイスラム教ではない。最低の奴らだ。」と言っていた。

正直、宗教の部分はセネガルに住んでいても感覚でしかわからないが、セネガル人によると、セネガルのイスラム教と中東や北部アフリカのイスラム教は違う部分が多いらしい。

確かにそれを感じる点は多々ある。
例えば、毎日の礼拝も比較的女性はやっている人は少ない。
(男性は多い)

僕がお世話になっていたホームステイ先でも男性は毎日礼拝を欠かさなかったが、女性は基本的にはやっていなかった。(断食の時などはやっていた)

また、女性の服装もかなり派手で、半袖やスカートを履いたりと、厳格なイスラム教徒とは程遠いように思える。

確かにこうやってみると、特に女性は比較的ラフなように思えていたのだが、今回の事件を通じて、セネガル人がこれ程まで他の国のイスラム教徒は違うと思っているとは知らなかった。

やはり宗教は奥深く、当然だがまだまだ僕なんかじゃ全然理解できない。

4. 編集後記

セネガルでの生活は大分慣れてきました。

セネガルに来た当初は「外国に住んでるな~」という感じでしたが、気が付けばセネガルにいることが日常になってきた感覚です。

また、今週は料理もたくさん作り、和心でのメニュー構想も徐々に固まってきました。
まだまだ知らない事が沢山ですが、これから少しずつ地道にやっていけたらと思います。

※文章は2015年3月に執筆したメルマガを加筆修正したものです。

About

セネガル日本人宿・食堂「和心」の原田です。 セネガルの首都ダカールで日本食料理屋とゲストハウスを経営しています。 アフリカの地で一緒に働くインターン生も募集中!

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