【開業記録VOL.9】セネガル日本大使館からのお弁当注文で和心初売上げ!

1. 日本食堂「和心」近況報告(2015年5月11日~5月17日)

今週一週間の近況報告です。
今週から遂にお弁当販売が始まりました!

また、木曜日に和心スタッフの小林が、土曜日には斉藤が到着しました。

なんか少しずつ会社っぽくなってきました(笑)
これからは色々と動けるようになりそうです。

今週はやっと和心事業が走り出したと感じられた1週間でした。

5/11(月)

朝食後、日本大使館へ行き、お弁当メニューのチラシを渡しに行く。

すると昼過ぎに妻から電話が!
「早速日本大使館から明後日の注文が入ったよ!」とのこと。

早速注文を頂き、これは嬉しい!

街中で醤油などの調味料を購入し、帰宅。
すると、今度は他の日本大使館の方から、明日の注文が入った。

すぐにスーパーに鶏肉を買いに行き、ウスターソースやタルタルソース、パン粉など作れるものは今日の内に作っておく。

何せ初めての注文の為、お弁当が3つでもかなりバタバタだ(笑)

それに加えて、なんと夕方ころから停電。
今日はもう復旧しないだろうとのこと。
すぐに大きい氷を買い、冷蔵庫にぶち込む。

本当にバタバタだ。
セネガルに来てこれ程時間に追われたことは始めてだ。

一通り明日のお弁当の準備を終え、明日は早く起きるということで就寝。

5/12(火)

いつもより1時間以上早く起床。
早速お弁当の準備に取り掛かる。

今日の注文が入ったお弁当は、
・本日のお魚弁当(アジフライ)
・コロッケ弁当
・チキンカツ弁当
の3つ。

本日のお魚弁当
コロッケ弁当
チキンカツ弁当

米を研ぎ、漬物を作り、いんげんの胡麻和えを作り、煮物を作る。
9時頃、魚市場で捕れたてのアジを購入。

帰宅後、アジフライ、コロッケ、チキンカツを揚げていく。
そうこうしている内に時間ギリギリに。

出来上がった料理からお弁当に詰めていき、タクシーに乗り込み日本大使館へ。
日本大使館へは自宅からタクシーで約20分。

時間通りにお弁当を渡し、初めてのお弁当は終了。
あとは美味しく食べてくれているかだ。

何はともあれ、無事にお弁当を渡せてほっとした。

その後、日本大使館の近くで、明日のお弁当の材料を買い、帰宅。
しかし、まだ自宅では停電は続いている。

今日も氷を買いに行き、明日の仕込みを始める。
仕込みも2回目ということもあり、昨日に比べると勝手がわかってきた。

少し余裕を持ち、明日を迎えられそうだ。

5/13(水)

朝7時頃起床。
今日のお弁当は、

・本日のお魚弁当(アジの香味ソース)×2
・からあげ弁当×2

の合計4つ。

昨日と同じように、米を研ぎ、煮物など出来るものから作っていき、一息着いたところで、魚や野菜市場へ行き必要な食材を購入。

大体いつも、僕が息子をおんぶして、市場へ行きその間妻が料理を作っている。
今日も息子を魚市場へ連れて行くと、いつも以上におばちゃん達に喜ばれ、少し安くしてもらえた(笑)

なんだかんだ最後はバタバタしながら、何とかお弁当完成。
昨日と同じようにタクシーで日本大使館へ。

お弁当を渡し、スーパーで買い物をしたり街をブラブラ。
また、昼食は勉強も兼ねて少し高いが日本料理屋「wasabi」へ行くことにした。

店内はお洒落なレストランという感じ。

お客さんは自分たちの他にはおらず、スタッフはカーボベルデ人女性一人と、セネガル人男性1人、客席からは見えないが奥にキッチンスタッフが数名いた様子。

ここでは、焼き鳥と焼き飯を注文。
注文してから10分後に料理が到着。

しかし、、、

これは日本料理ではないなと。。。

焼き鳥はちゃんと串に刺さっているのだが、薄い胸肉に甘辛いタレ、焼き飯はそこそこ美味しいのだが、東南アジアの料理のようだった。

良かったのはスタッフが息子を凄く可愛がってくれ、接客全般が良かったこと。

(2018年12月現在レストランwasabiは既に閉店しています。当時の僕らはこの店もライバルだ・・!と思ってましたが、今考えてもwasabiは日本料理の店という感じではなかったです。)

自宅に着き、約1時間後、遂に電気がつき始めた!
約3日電気が来ないのは中々きつかった。。。

明日はセネガルの祝日ということで、お弁当の注文はなし。
しかし、試作を作ろうと明日も昼からお弁当を作る予定だ。

そして「電気が付くって素晴らしい!」

と思ってた矢先、今度は水が止まる。。。
セネガルってそこまで停電や断水が多いわけではないのだが、こうも続くとは。。。

アパートの共同の水道だけ水が出るので、まるで震災の時に公園に水を汲みに行った時のようだ。

5/14(木)

8時頃起床。
今日は久しぶりに朝食を食べる。

お弁当の注文が入った時はそれどころではなかった(笑)

朝食後はお弁当の試作の鯛の甘酢あんかけとパスタサラダを作ることに。
今日は友人を招待するので、それとは別に刺し身も作ることに。

魚市場で、鯛と、刺身用の新鮮なアジとカツオを購入。
美味しい刺し身が完成した。

招待した友人の評価も大好評!
セネガルに住んでる彼らは先週まで約2週間掛けてコートジボワールにビジネス調査に行っていたという。

セネガルかコートジボワールかどちらでビジネスをやるのか悩んでいたそうだが、実際にコートジボワールに行ってみてセネガルの方がいいと肌で感じたらしい。

積もる話を沢山するといい時間に。
おっと、今日は和心スタッフの小林がダカールに到着する日だ。

19時半に空港に着くのでそれに合わせて迎えに行く。
無事にセネガルに着き、彼としては約1年半振り、2回目のセネガルだ。

予想以上に涼しくて過ごしやすいと感動していたが、思えば彼は前回の滞在ではセネガルの雨季だけ、つまり一番悪い時期しか知らない当たり前と言えば当たり前か(笑)

ちなみに明後日にはもう一人のスタッフの斉藤も到着する。
この日は簡単に家の周りを案内して、夜はのんびりと過ごした。

5/15(金)

朝食後、小林と近所の魚市場へ。
本日夕食係の小林が天ぷらと刺し身用のアジを購入。

早速家に帰り捌く。
彼はセネガルに来る前まで水産居酒屋で修行していただけあり、さすが手さばきが良い。
夕食の下ごしらえを終えると、街中へ。

まずは、両替をしに行ったのだが、パスポートがないと両替が出来ないということで出直すことに。。。
しかし、スーパーの兄ちゃんが個人的に銀行と同じレートで両替をしてくれた。

セネガルの通貨、フランセーファが入ったところで、生活用品を購入。
そうこうしていると、セネガル在住20年の方から電話が。

今近くにいるから、久しぶりに会おうとのこと。
自宅で色々と今後の話を聞く。

すると、日本人の知り合いにお弁当の情報をどんどん流してくれるとのこと!
これはかなり有り難い。

その方には「お弁当の前日予約はちょっとネックかな。」と言っていた。
そこは確かに改善点だと思うし、可能な限り当日注文の要望には応えていきたいと思っている。

とはいえ、現段階では当日注文は中々厳しいものもあり、当日予約はもう少し慣れてからになりそうだ。

その後夕食の準備に取り掛かる。
今日は朝買ったアジや野菜の天ぷらを作る。

今日は初めて「ビサップ」というセネガルの葉っぱの天ぷらも挑戦。
味の方はと言いますと、、、物凄く苦い(笑)

このビサップはジュースにするとすごく美味しいのだが、天ぷらや料理にはどうやら向かなさそうだ(笑)

ただこうやって試行錯誤していくなかで、いつか物凄く意外だけれど美味しい食材に出会えるはず、、、だと思っている。

明日は5時半ということで、急いで就寝。

5/16(土)

朝一で和心スタッフの斉藤を迎えに行く。
トルコ経由でダカールに6時30分着というかなり早めの便。

しかし、迎えに行く途中から体調が悪くなり、空港のトイレで2回も吐く。
食中毒かと思ったが、妻も小林も全く同じものを食べていることから、恐らく熱中症に疲れが重なったのだろう。

空港から自宅に戻り、今日は一日静養することに。
その間、小林と斉藤は2人でベッドや必要雑貨を買いに行ったようだ。

昼食を食べて、また寝て、気がつけば夕方。
夕食にカレーを食べ、今日はほぼ何もせずに過ごした(笑)

夜になったら大分体調が良くなってきたため、セネガルの材料だけであんこを作る。
明日の朝食にも使えるし、今後デザートとしても出せそうだ。

ちなみに斉藤のセネガルに降り立った時の感想は、
「思ってたよりも発展途上国だね。」とのこと。

しかし、今日一日街中を歩いてみて彼のダカールの印象は一変した模様。

「前言撤回!想像していたアフリカとは違ってダカールは都会だね。」とのこと。

5/17(日)

いつも通り7時半に起床。
体調はもう万全!!!

小林と斉藤は友人に挨拶に行くというので、夕食係の僕は魚市場で魚を購入。
今日はアジフライにすることに。

「なんか毎回魚市場でアジ買ってない?」と思われがちかもしれないが、その通り。
実はこの魚市場はアジやカツオが売っているが、その他の魚は日本にはないような魚のため、大体いつもアジを買ってしまうのだ。

もちろん、日によって捕れる魚の種類も違うし、漁獲量によって値段も変わってくるので、今後は他の魚も捕れるのであろう。(恐らく)

帰宅して、夕食の下ごしらえをしながら、ウスターソースを作る。
セネガルに来てからすっかりソースは「作るもの」というのが習慣化してしまったが、よく考えたらウスターソースを手作りってかなり贅沢だ。

昼食後、今日は知り合いの知り合いの旅行者の方にお会いする。
その方はアフリカを24カ国旅された中で、セネガルが一番ご飯が美味しいと言っていたのが印象的であった。

夕食はアジフライをみんなで食す。
どうやら小林と斉藤はセネガルの風景の動画撮影などもやっていたようだ。

その動画も今後は紹介していけたら。

そうこうしていると、知り合いから電話が。
すると、なんと「お弁当の注文が30個入るかもしれないけど、対応できる?」とのこと。

もちろん、即オーケーし、正式な回答を後日頂けるとのこと。

嬉しいと同時に、しっかり美味しいものを作らなければという思いで緊張が走る。
せっかく30人の方に食べてもらえるのであれば、想像以上のお弁当を作って喜ばせてあげたい。

2.今週のアフリカ

今週はなんといってもお弁当販売を始めたことが僕達にとって大きな一歩となった。
お弁当販売をやってみてわかったのは、絶対にお客様にガッカリさせたくないと思ったこと。

お弁当のフタを開けた時、
一口目の料理を口に運んだ時、

「うわー!美味しそう!美味しい!」
と思って頂けるようなお弁当を作りたい。

その為にはしっかりとした下準備が必要だということがわかったし、僕達ももっと知識をつけていかなければいけない。

セネガルと日本では食材や調味料が違うので、値段は安いけど美味しい料理を作るには沢山街を歩いたりする必要がある。

また、お弁当30個に関しては、日本から持ってきた弁当箱が足りないため、ダカール内で使い捨てのものを探さなければならない。
そういう意味でも今回の注文は物凄い勉強になるであろう。

本当に楽しみだ。
正式にご注文を頂けるのが後日ということなので、来週のメルマガで改めてご報告させていただきます。

3. 1歳息子のアフリカ物語

今週から、スタッフの小林と斉藤が住み始めることになった。

息子は始めこそ人見知りしていたが、1時間程で馴染み始めた。

僕らが目を離して「どこに行ったのかな~?」と思っていたら、斉藤の部屋のダンボールに入っていたり、小林のシャンプーを持ってきたりと家の中で一番自由人な様子。

また、お弁当を日本大使館に届ける時にも息子を連れて行った。
お互いお弁当の事で精一杯で特に息子には触れずにいたが、一つわかったことが。

それは、日本人の方がセネガル人よりも恥ずかしがっているということ。

「なんでかな~?」と思ったら、確かに自分たちも日本人の方に会う時は、お辞儀をしながらい挨拶をしたりする。

逆にセネガル人に会う時は握手をしながら、笑顔で挨拶をする。
息子がそういう光景を見ており、何かを感じたのかもしれない。(と予測。)

来週からはお弁当の営業に日本以外の機関も廻る予定で息子も一緒に連れて行こうと思っている。
子どもがいるだけで場が和むし、お互いのコミュニケーションも円滑に進んだりするのだ。

まだ1歳半ながら、和心の「顔」になりつつある息子だ。

4. 編集後記

お弁当が始まり、和心スタッフが到着し、本当にこれからが本当のスタートかなといったところです。
これからはお弁当の販売先の開拓、和心物件の調査をメインに動いていくと思います。

これからが本当に楽しみです。

5.2018年の原田の感想

いや~初めてお弁当の注文が入ったのは今でもよく覚えていて、本当に嬉しかったです。
当時大使館の担当の方にチラシを持っていくと、すごく喜んでいただけてそれもホント嬉しかったです。
(Iさん、ありがとうございました。)

そんな中最初はお弁当3つを作るのもバッタバタ(笑)
妻と息子と3人暮らしという事もあったけど、とにかく昼過ぎから準備をして、前日は早く寝て当日も7時起き!!

と頑張っていました。

今なら食材のストックがあるとはいえ、1時間で全部できるレベルだけどね(笑)
逆に、今来てるインターン生達に、「当時はお弁当3つ作るのに前日準備と当日3,4時間掛けて準備していたんだよ。」というと驚かれます。そりゃそうか(笑)

この時のことは本当によく覚えていて、でも売り上げが上がった事がとにかく嬉しかった。

ただ、「あれ?これ交通費とか払ったら結構ギリギリじゃないか?」とも思ったり。当時は対した計算も多分してなかったんでしょうね。(笑)(この後ちゃんと計算したらしっかり利益が取れてると判明。ホッ・・・。)

今でも妻とこの時の話をして、この時の気持ちを忘れちゃいけないね。と話しています。
そう、ホントこの頃が僕らの原点。

これから先いろんなお客様が来てくれることがあると思うけど、この時の未熟過ぎた僕らを温かく見守ってくださった皆様には本当に頭が上がりません。

ホント、ホッとした1週間でした。

About

セネガル日本人宿・食堂「和心」の原田です。 セネガルの首都ダカールで日本食料理屋とゲストハウスを経営しています。 アフリカの地で一緒に働くインターン生も募集中!

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