フランスで3度目のロックダウン!セネガルへの影響は?

フランスロックダウンアフリカへの影響 コロナサバイバルin Africa

こんにちは!

2021年3月20日にフランスで三度目のロックダウンが始まりました。

フランスでは今現在もコロナ感染者が増え続けているので、この決断は仕方ないのかもしれません。
しかし、僕自身は先日フランスでコロナ感染者が増え続けロックダウン間近と聞いて驚きました。

というのもセネガルでは最近はかなり感染者は落ち着いていますし、既にワクチン接種を開始しているフランスでは既に収束傾向にあると思っていたからです。

ただ調べてみるとフランスではコロナワクチンの接種が他のヨーロッパ諸国より遅れており、それにより感染者が減らないというニュースを目にしました。

セネガルも全く同じような状況で、ワクチンはセネガルに入り、医療従事者や高齢者からワクチン接種が始まっていますが、一般のセネガル人には未だワクチン接種は始まる気配すらありません。

なので、ワクチンがあるからといって油断はできないものだな。と思いました。

という事で、今日の記事ではフランスの3度目のロックダウンによるセネガルやアフリカが受ける影響について書いていきたいと思います。

フランスのロックダウンの状況

2021年3月現在、フランスではイギリス型変異株の流行が進んでおり、コロナウイルス感染者の60%以上が変異種に感染しています。

変異種は致死率などの違いは今の所報告されていませんが、子どもにも感染する確率が高い事や感染スピードの速さからより慎重な対応が求められています。
(変異種感染でも子どもは軽症で済みやすい)

その為、フランスではコロナ感染者は一度落ち着いたものの、最近になって1日の感染者数が30,000人を超えるようになり、政府はロックダウンを決断しました。

今回のロックダウンでは日常品が買える商店以外の店やレストランなども全て閉鎖されるそうです。

ただ、セネガル在住のフランス人の友人によると、今回のロックダウンではフランス全土で同じ対応ではなく、地域によってい若干規制が違うとの事。

彼の出身地であるフランス南部ニースでは週末は一切外出できないそうで、首都パリでは外出の際に外出許可証が必要になるそうです。

アフリカ ロックダウン

フランスロックダウンでセネガルへの影響は?

結論から言うと、(一部の産業を除いて)今のところフランスがロックダウンした事によるセネガルの影響は出ていません。

セネガルは3月9日から夜間外出禁止制限が21時から0時に緩和されたばかりであり、それ以降も感染者は下降傾向にあります。

地元の市場やスーパーマーケットはもちろん日用品以外の店舗も通常営業に戻って来ています。
深夜0時までは外出が出来るのでほとんどのレストランが通常営業に戻りました。

僕たちのレストランもお客様はいつも通り戻って来てくれました。
いや、今まで来れなかったお客様がいた分、最近ではコロナ流行前よりも多くのお客様が来てくれています。

実際「コロナで来れなかったけど、やっと来れるようになったよ!」と言ってもらえたりします。

セネガルで感染者が下降傾向にある理由はいくつか挙げられていますが、変異種の割合が少ない事が大きな要因だと思います。

実際、セネガルでは去年2020年3月の空港閉鎖以降、セネガル在住者や特別な出張者以外の外国人の入国を実質ストップしています。

変異種が入ってきにくいので感染者が増えにくいという事はもちろん紛れもないメリットなのですが、観光業やホテル業をやっている人たちはかなり苦労をしています。

実際、外国人旅行者をターゲットにした地元のお土産屋さんなどはかなりキツく中には廃業したセネガル人もいるそうです。

ダカール空港

1年間閉鎖されているダカール空港の今後

上記でも少し触れましたが、フランス含め、ヨーロッパの感染拡大が拡がる中セネガルが影響を受ける事、それは「国際線通常運行の再開」です。

現在、セネガルのダカール空港にはほとんどの航空会社が乗り入れを再開しています。

しかし、セネガルに入国が許されているのは、セネガル国籍保持者、セネガル在住者、セネガル留学者、出張者、特別な許可を持つ人に限られます。

なので、旅行者などの入国は2021年3月現在は認められていません。

その為、最近ではインターンシップへのお問い合わせもいただいている状況ですが、セネガル空港の状況次第という答えしか出せない状況です。
(こちらは受入れ体制が出来ているので余計に心苦しい…。。)

恐らくですが、フランスで感染が落ち着きロックダウンが解除されるまではセネガルの空港は外国人の入国を実質ストップするはずです。

しかし、セネガル政府の判断は早く、そして突然なので「明日から入国許可します!」という事も全然あり得るのでもしかしたら夏頃には入国が出来るようになっているかもしれません。

こればかりは何とも言えない状況です。

まとめ

フランスでは感染第3波が始まっている一方、セネガルでは感染が落ち着いている傾向にあります。

これは今までの第1波、第2波とは少し違う傾向にあるように思います。
フランスは今回のロックダウンを通し、ワクチン接種を進めて感染者が減少する事を誰しもが望んでいるはずです。

僕自身もそれを切に願っています。。。

一方セネガルでは夜間外出禁止制限が21時から0時になった事により、コロナに対する緊張感が今までより低くなってきています。

セネガル人と話をすると「コロナ?もう終わったでしょ。」「なんでマスクしてるの?」と言われたりします。

今はセネガル国内に限ってはコロナ感染者は落ち着いていますが、今後また第3波が来る可能性も全然あり得ます。

行きづらい世の中ではありますが、止まない雨はない、、ではなく、開けないコロナはない。

近い将来、コロナ関係なく日常生活はもちろん、外国の行き来も今まで通り出来るようになって欲しいと願ってます。

この記事を書いた人
原田 翔太

日本食堂「大和」「和心」代表。
2児の父/ダカールTV/セネガル起業12年目
2015年からセネガルの首都ダカールに家族で移住しています。

セネガル日本食堂「和心」2017年4月グランドオープン。
2号店レストラン「大和」2024年2月プレオープン。
※大和は週3日木~土曜日のディナー営業のみのプレオープン中です。(2024年3月現在)

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